ローカルSEOとは?MEOとの違いと対策ポイント

2022/05/27 向井 重文
  • SEO ローカルSEO

Googleマイビジネスは、2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。

検索している地域によって、ユーザーの見ている検索結果や検索順位は異なります。

あなたが行っているSEOでは地域情報に影響を受けるキーワードはありませんか?

もし、地域・場所に影響を受けるキーワードの場合、必ず理解しておかなければならないのがローカルSEOのしくみと評価ポイントを押さえた対策です。

ここでは、ローカルSEOの考え方と、SEOやMEOとどう違うのか、ターゲット地域で検索上位を目指すためのローカルSEOの評価ポイントと対策方法について解説します。

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ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは、「地域名+キーワード」や地域の影響を受けるキーワードで検索した場合に、その場所で検索しているユーザーのGoogle検索やGoogleマップの検索結果に表示されるよう最適化を行うことです。

ローカルSEOは、地域にフォーカスしたSEO対策であり、店舗や施設を運営するビジネス業種の場合は必ず理解しておく必要があります。

例えば以下のようなキーワードは、地域の影響を強く受けやすいカテゴリであり、検索する場所・エリアによって検索結果が大きく異なります。

地域情報に影響を受けるキーワードの例

  • 飲食店(居酒屋、レストラン、カフェ、ラーメン店…)
  • 教育施設(塾、カルチャーセンター、英会話、パソコンスクール…)
  • 医療施設(病院、眼科、耳鼻科、歯科、整骨院…)
  • 地域に密着する店舗・施設(美容院、スポーツジム、クリーニング…)
  • 士業(弁護士、税理士…)
  • 地域で緊急対応が必要な業態(鍵修理、水のトラブル…)

なぜGoogleはこのような検索結果を表示するのか

スマートフォンの普及により、地域情報を元に検索するユーザーが増えており、店舗や訪問先を見つける手段として、現在地を基準として近くの店舗や施設を探すユーザーが増えています。

以下は、Googleトレンドで、近くの、周辺といったキーワードの利用率がどのように変化しているかを表したものです。

新型コロナウイルスによる一時的な減少は見られるものの、検索トレンドは再び上昇していることがわかります。

Googleトレンドによる「近くの」「周辺」キーワードの動向、パンデミック以降も回復傾向になっている
Googleトレンドによる「近くの」「周辺」キーワードの動向、パンデミック以降も回復傾向になっている

このように、ユーザーの検索行動は大きく変化しており、Googleもユーザーのニーズに合わせた最適化な検索結果を返すようにアルゴリズムは日々改善されています。

ローカルSEOの重要性

実店舗を運営しているオーナーや、多店舗展開している事業者などは、ローカルビジネスのWebプロモーションにおいて、集客パフォーマンスを上げるためにローカル検索結果に自社情報を上位表示させることが重要です。

SMB(Small and Medium Business:中小企業)事業者では、検索上位を大手ポータルサイトや他店舗展開している大手競合サイトに締められ、地域で1店舗を運営しているようなWebサイトはSEOで上位に食い込むのは非常に難しい場合があります。

しかし、ローカルSEOであれば、限られた商圏内の実店舗のみしか表示されないため、比較的上位を目指しやすく、且つ認知度も高いため集客効果の高い施策です。

SEOとローカルSEO、MEOとの関係

ここで、SEOやローカルSEO、MEOという似たような言葉が多く、意味合いを理解しにくい部分があります。
それぞれの違いと関係性について解説します。

ローカルSEOとSEOとの違い

SEOとは、検索エンジンにてキーワード検索をした際に、自社のウェブサイト(ウェブページ)を検索上位に表示させる施策全般のことを意味します。

ローカルSEOは、それらSEO対策のうち地域性に特化した対策のことを指し、店舗や地域性の高いビジネスの最適化施策を指します。

検索結果には、地域にフォーカスしたウェブサイトだけでなく、Googleビジネスプロフィールの店舗情報を表示させることも含まれます。

ローカルSEOとMEOとの違い

MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称で、地図検索での店舗情報表示最適化の施策を指します。

ローカルSEOとMEOは基本的に意味合いとしては近いものと言えますが、ローカルSEOは、地域性の高いビジネスサイトの最適化も含まれるため、厳密には、MEOはローカルSEOのうち、地図検索に特化したGoogleビジネスプロフィールの検索上位を目指す施策全般のことを指します。

SEOとローカルSEO、MEOとの関係
SEOとローカルSEO、MEOとの関係

ローカルSEOの検索結果のタイプ

それでは、ローカルSEOの検索結果にはどのような表示タイプ(SERPs)があるのかまとめます。

検索結果は常に改良され、ABテストも頻繁に行われており、ユーザビリティの高い表示にアップデートしています。

ローカルパック

ローカルパックは、地域情報に影響を受けるキーワードで検索された際に地図情報とともに検索画面の最上部に表示される3つのビジネスリスト(3パック)の検索結果です。

ローカルパックに表示される情報は、すべてGoolgeビジネスプロフィールに登録されているビジネス情報です。

ローカルパックの検索結果表示画面
ローカルパックの検索結果表示画面

このローカルパックは通常の検索(オーガニック検索)より上のエリア、いわば検索順位1位よりも更に上の「検索順位ゼロ位」に表示されるため、視認性・認知度が非常に高くなります。

※PCブラウザの場合にはウェブサイトへのリンクが、スマートフォンの場合には電話をかけるボタンが表示されるなど、デバイスによりUIは変化します。

これらのローカルパックが、検索されるカテゴリや状況により表示される内容が変化します。

ローカルABCパック

ローカルABCパックは、ローカルパックの表示タイプのひとつで、多店舗展開しているブランドチェーン店や、カテゴリで検索された場合にABCとしてマーク表示されます。

検索意図として、その場所に行くことを重要な目的とした検索結果のため、店舗の基本情報とルート検索、電話(ウェブサイト)が掲載されます。 口コミ数や星評価、写真は表示されません。

検索評価としては距離ができる限り近いことが優先されている傾向があります。

ローカルABCパックの検索結果表示画面
ローカルABCパックの検索結果表示画面

このようなブランド名(例、auショップ、マクドナルド、ファミリーマート等)で検索され、ローカルABCパックで表示された場合は、Googleビジネスプロフィールのインサイトではブランド名検索としてカウントされます。

ローカルスナックパック

ローカルスナックパックも、ローカルパックの表示種類の一つで、カテゴリや業種で検索された場合に、写真とともに店舗情報が表示されます。

特に飲食カテゴリでは、このタイプが多く表示されます。

検索意図として、行きたい店舗を探すこと(意思決定すること)を重要な目的とした検索結果のため、店舗の基本情報に加え、写真や口コミ数、星評価などが表示されます。

ルート検索やウェブサイトへのリンク、電話ボタンなどは表示されません。

モバイルデバイスの表示では、写真をドラッグすると多くの複数写真やボタン項目が表示されるなど機能が充実しています。

ローカルスナックパック(モバイル)では、複数写真を確認できる
ローカルスナックパック(モバイル)では、複数写真を確認できる

検索評価としては、キーワードに対して関連度や、人気度、知名度といった総合的なビジネス評価が求められます。

ビジネスプロフィール(ナレッジパネル)

ナレッジグラフと呼ばれるGoolgeの検索データベースのうち、人、組織、場所、物事を検索した場合に表示される情報ボックスを「ナレッジパネル」と言います。

このナレッジパネルのうち、ビジネスの情報を表示しているものが「ビジネスプロフィール」です。

具体的には、ビジネス情報を検索すると検索結果の右エリアに大きく表示される詳細情報です。

検索結果のビジネスプロフィール(ナレッジパネル)表示画面
検索結果のビジネスプロフィール(ナレッジパネル)表示画面

表示項目は非常に多く、地図情報、写真、各アクション(ウェブサイト・電話・ルート検索)のリンク、業種によっては混雑時間帯なども表示されます。

屋号や店舗名でダイレクトに検索された場合に、検索結果にビジネスプロフィールが表示されます。

間接的なキーワードで検索した場合でも、そのエリアに1店舗しか存在しない場合は、ローカルパックではなくビジネスプロフィールが表示されます。

例えば、「六本木 アフリカ料理」では、本記事の調査タイミングでは、1件しかヒットしないため、ローカルパックではなくビジネスプロフィールが検索結果に表示されています。

間接キーワードの検索でもビジネスプロフィールが検索結果に表示される例
間接キーワードの検索でもビジネスプロフィールが検索結果に表示される例

ローカルファインダー

ローカルファインダーは、ローカルパックの表示の下にある「さらに表示」というリンクをクリックしたときに表示される、店舗情報の一覧リストページのことを指します。

ほとんどの場合、1ページに20位までのリストが表示されます。
地図を拡大縮小したり、ドラッグして位置情報を変えると、一覧リストも変化します。

店舗を探しているユーザーは、どの店舗にしようかこの1ページ目を参考にします。
ユーザーの意思決定の検討テーブルに乗せるためにも、5〜6位くらいまでにランキングしておくと視認性高く目に止まりやすいと言えるでしょう。

写真は競合と比較しても見劣りしない魅力的なものを登録し訴求力を高めておくことが大切です。

ローカルファインダーの画面
ローカルファインダーの画面

ローカルSEO対策に必要な3つのポイント

店舗をユーザーに認知してもらい集客に結びつけるためには、やはりローカルパックに表示させることが重要です。

ローカルパックに掲載されるための要素は大きく3つあります。
それらが最適に組み合わされると検索結果に表示される可能性が高まります。

ローカルSEO対策3つのポイント
ローカルSEO対策3つのポイント

関連性

関連性は、クエリ(検索キーワード)とビジネスがどれくらい関連度が高いかを評価します。

第一に、カテゴリとの関連性がとても重要です。
業種やカテゴリを正しいものに設定し、さらに検索語句が持つ検索意図(検索ニーズ)をとらえた関連トピック(サービスの内容や商品など)についてGoolgeビジネスプロフィールや公式サイトで関連性を強化しておくことが大切です。

距離

検索している位置情報や、検索語句で指定された場所から店舗までの距離も評価要因です。

距離は物理的な制限があるものなので、対策できる部分ではありませんが、評価として組み込まれています。

視認性(知名度)

以前は、知名度として言及されていた要因ですが、Google公式ガイドラインで「視認性」と表現しています。

視認性とは、ビジネスが一般にどれくらい知られているかという指標ですが、具体的には、オンライン上に多くのビジネス情報があるか、クチコミや評価などに言及された情報が多いかなどが評価要因となります。

具体的には後述するサイテーション、口コミやレビューなどの要因によるウェブ上の人気度が評価要因となります。

ローカルSEOの評価ポイントと対策方法

ローカルSEOの評価要因となる3つの要素を、具体的に細分化していきましょう。
多くは関連度と視認性を高める施策となります。

ローカルパックにランキングさせるために必要な要因を調査したデータがあります。

ローカルパック/ローカルファインダーのランキング要因(2021年) 出典:Whitespark
ローカルパック/ローカルファインダーのランキング要因(2021年) 出典:Whitespark

こちらを参考にすると、評価要因としては以下の7つとなります。

  • Googleビジネスプロフィール
  • レビュー(口コミと評価)
  • 公式サイト
  • リンク
  • 行動履歴
  • サイテーション
  • パーソナライゼーション

Googleビジネスプロフィールの登録

ローカルSEOのランキング要因の中で、非常に影響力が高いのが、Googleビジネスプロフィールへの情報登録です。

ローカルSEO評価要素の「関連度」を高めるためには、充実したビジネス情報の掲載が重要です。

Googleビジネスプロフィールの公式ページはこちら

レビュー(口コミと評価)

レビューシグナルは、年々、影響度が高くなっている重要な評価要因です。

実際の利用ユーザーからの口コミは、人気度の指標となり、ローカルSEO評価要素の「視認性」と「関連性」に非常に大きく影響します。

具体的な口コミ内容は、ビジネス情報の関連トピックとして検索結果(ローカルパックやローカルファインダー)に表示されるため、利用ユーザーに口コミを書いてもらえるよう仕組みづくりや働きかけはとても重要な施策です。

ローカルパックに表示される口コミの例
ローカルパックに表示される口コミの例

公式サイト

公式サイトの情報も関連度に大きく影響し、通常のSEOの評価(ドメインの評価)も関係します。

公式サイトに掲載されている情報は、検索結果(ローカルパックやローカルファインダー)に表示される場合があり、サイト内に関連情報をしっかり記載しておくことが重要です。

ローカルパックに表示されるウェブサイトでの記載の例
ローカルパックに表示されるウェブサイトでの記載の例

公式サイト、Goolgeビジネスプロフィールともに、内部リンクや外部からアンカーテキストでの被リンクを受けていることが評価要因となります。

行動履歴

ユーザーの行動(滞在率やクリック率など)によって影響します。

サイテーション

サイテーションは、ウェブ上にビジネス情報がどれくらい言及されているかを表す指標で、ローカルSEO評価要素の「視認性」に大きく影響します。

サイテーションは、リンクされていない情報のため、SNSやポータルサイトなど、多くの媒体でNAPを統一した状態で掲載しておくことが重要となります。

NAPとは?

〇〇

NAPとは、「Name、Address、Phone」の頭文字を並べた言葉で、ビジネス名、住所、電話番号を正規情報に統一していくことを意味します。 NAP情報が揃ったコンテンツはリンク情報がなくてもMEO対策の中で重要となる「関連性」や「知名度」、ポジティブな「クチコミ評価」など検索上位化に大きく影響を与える要素です。

パーソナライゼーション

パーソナライゼーションとは、ユーザーの検索履歴やデバイス、ロケーション情報による検索の影響です。 個別ユーザーごとに状況が変わる要素となります。

まとめ

ローカルSEOの評価要因は幅広く、それぞれの要因に対してバランスのよい対策が必要です。

これらの要因をしっかり対策しておくことで検索エンジンから正しく評価され、ユーザーに対しても詳細な情報を提供することができ、最終目的となる集客(コンバージョン)に繋がりやすくなります。

Gyro-n MEOでは、ローカル検索順位を正確にチェックすることができますので、しっかりと対策をし、自サイト・自社ビジネスの特定地域での検索順位を上げていくようにしてください。

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この記事を書いている人

ユニヴァ・ジャイロン:向井 重文

Gyro-nデジタルマーケティングエンジニア:向井 重文

自社サービスGyro-nシリーズのマーケティング、SEOを統括する傍ら、自らの経験からSEO担当者の業務負担を軽減するSEO管理プラットフォーム「Gyro-n SEO」を企画・設計。 2016年よりセミナー講師としても活躍中。

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