Googleビジネスプロフィールの使い方と魅力を徹底解説

店舗集客やエリアマーケティングのツールは多くありますが、その中でもGoogleマップやGoogle検索の検索結果画面に自店舗のビジネス情報をダイレクトに表示されることのできるGoogleビジネスプロフィール(旧、Googleマイビジネス)は、MEO対策ツールとして欠かせないものとなっています。
ここでは、Googleビジネスプロフィールとはどういうものか?その使い方から人気の理由、優位性まで詳しく解説します。
Googleビジネスプロフィールとは?
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供している無料のローカルビジネス登録サービスです。Google検索やGoogleマップで検索された時に表示されるビジネス情報をオーナーが自身で管理したり、情報の発信ができるツールです。
※Googleマイビジネスは、2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。
わかりやすい例では、Google検索で「地域名+キーワード」などの地域性を持ったキーワードでGoogle検索をすると、検索結果に「ローカルパック」や「ナレッジパネル」と呼ばれるエリアが出現しますが、ここには関連する店舗情報が表示されます。この店舗情報をGoogleビジネスプロフィールで管理できます。

「ローカルパック」は通常のウェブサイトの検索結果よりも上部に表示され、検索ユーザーにダイレクトに自店舗の情報を伝えられるため、集客効果が期待できます。
店舗名で検索すると(「直接検索」「指名検索」といいます)、「ナレッジパネル」と呼ばれる店舗情報の枠が表示されますが、ここもGoogleビジネスプロフィールでの管理情報をベースに構築されています。

Google検索やGoogleマップの検索結果で、正しい自店舗のビジネス情報を表示させるMEO対策には、Googleビジネスプロフィールの登録が必要です。
自店舗をまだ登録していない場合は、まずはじめにご登録ください。
関連記事:
Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認の手順をわかりやすく解説
新規店舗開業前にGoogleビジネスプロフィールを登録する方法と注意点
※すでに店舗情報がGoogle検索やGoogleマップに表示されている場合は、そのビジネス情報の「オーナー認証」が必要です。
まだGoogleビジネスプロフィールが登録されておらず、オーナーが未認証のビジネス情報は、一般ユーザーからの情報提供やウェブ上の情報に基づいてGoogleが構築しています。そのため、情報が不正確なことも多くあります。
検索ユーザーからするとそれがオーナー発信の公式情報なのか、不正確な情報なのかはあまり意識されません。そうした一般の検索ユーザーや顧客に不正確な情報が提供されてしまわないためにも、オーナー認証は必ず行いましょう。
Googleビジネスプロフィールは検索ユーザーと店舗情報とのタッチポイントとして大きく注目されており、ローカルSEOにおいて必須のツールです。
Googleビジネスプロフィールの登録手順
Googleビジネスプロフィールには、2通りの登録手順があります。
- 新しくビジネスを登録する
- すでに登録されているビジネス情報のオーナー認証を取る
新しくビジネスを登録する
新しくビジネスを登録する場合は、設定ウィザードに沿って入力をすすめます。
※2022年12月現在、登録の流れは大きくは変わりませんがGoogleビジネスプロフィールの管理画面が廃止されたため、こちらで紹介している画面キャプチャー通りには進みませんのでご注意ください。
Googleビジネスプロフィール登録の手順
- ビジネス名を入力する
- ビジネスカテゴリの指定する
- ユーザーが訪れることができる場所か設定する
- ビジネス所在地・住所を入力する
- 出張型サービスの有無をチェックする
- 連絡先の電話番号とウェブサイトの入力する
- オーナー確認する

まずはビジネス名を入力します。
ガイドラインを遵守して登録してください。
キーワードを詰め込んだり、正規の店舗名に含まれない文字を追加してはいけません。

次に、ビジネスカテゴリを指定します。

次に、ユーザーが訪れることができる場所かどうかを選択します。

次に、ビジネス所在地・住所を入力します。
NAP情報を統一させるため、Webサイトに掲載している住所と同じ表記で記入してください。

次に、出張型サービス提供の有無を指定します。
デリバリーや派遣型ビジネスの場合は「はい」を選択します。

次に、連絡先の電話番号とウェブサイトを入力します。
こちらも公式ウェブサイトに記載しているものと同じ文字列で入力してください。

最後に、オーナー確認(確認コードの取得)方法の選択します。
オーナー確認方法は、ほとんどの場合はハガキ郵送になりますが、ビデオなど別の方法が選択できる場合もあります。
以上で、Googleビジネスプロフィールの登録は完了です。
各項目にはガイドラインが定められています。
違反しないためにも、ガイドラインの内容は必ず把握して正しい情報を入力してください。
ガイドラインや入力項目の詳細情報などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
すでに登録されているビジネス情報のオーナー認証を取る
すでにGoogle検索/Googleマップに表示されている場合は、そのビジネス情報のオーナー確認を済ませるだけで利用開始できます。
オーナー未認証の場合の店舗情報は一般ユーザーからの情報提供やウェブ上の情報に基づいてGoogleが作成しているため、正確な情報ではないことが多くあります。
不正確な情報が提供されてしまわないためにも、オーナー認証を行ってください。
ローカルSEOにGoogleビジネスプロフィールが欠かせない理由
検索ユーザーにお店の情報を見つけてもらうためには、Googleビジネスプロフィールの登録と運用が欠かせません。その理由を詳しく説明します。
検索結果のランキング要因としての重要度が年々増している
ローカルパック(店舗検索結果)にランキングされる要因は多くありますが、影響度が最も高い項目としてGoogleビジネスプロフィールの情報が挙げられています。

こちらのWhitesparkの2021年の調査では、Googleビジネスプロフィール(この調査の時点ではGoogleマイビジネス=GMBとなっています)の影響度は全体の36%にもなっています。
2013年からランキング要因を比較していくと、影響度が年々大きく増していることがわかります。

参考:Whitespark - The 2021 Local Search Ranking Factors
Googleビジネスプロフィールに登録されている情報の重要性が大幅に高まってきていることがデータとしても示されています。
消費者の64%が、Googleビジネスプロフィールを利用して店舗の連絡先を検索している
こちらも海外の調査ですが、地元の店舗の住所や電話番号を調べるためにどの情報源を使用したかという質問に対して、64%がGoogleマイビジネス(現「Googleビジネスプロフィール」)のリスティング(店舗情報)を利用していると答えています。

参考:BrightLocal - Local Business Websites and Google My Business Comparison Report
このデータから注目すべきもう一つのポイントは、23%がオンラインのビジネスディレクトリにもアクセスして情報確認しているということです。
つまり、Google以外にもポータルサイトやSNS等のサイテーション媒体に正しい店舗情報を表示させることが重要です。
Googleビジネスプロフィールの優位性を示す統計情報
ビジネスプロフィールの店舗情報を最新に保っておくことは、店舗ブランディングや集客、売上に非常に有益に働きます。
- ローカル検索で店舗を見つけた場合、2.7倍評判が良いと見なされます。
- 店舗へ訪問する可能性が70%高くなります。
- 購入を検討する可能性が50%高くなります。
- ローカルパックに表示されている場合は、クリック率が7倍高くなります。
Google検索とGoogleマップで店舗のビジネス情報(ビジネスプロフィール)を見つけた場合、顧客はその店舗を評判の良いものと見なす可能性が2.7倍高くなります。
ビジネスプロフィールで店舗を見つけた顧客は訪問する可能性が70%高く、商品やサービスを購入を検討する可能性が50%高くなっています。
ユーザーの検索動向が大きく変化している
ユーザーが店舗や訪問先を見つける手段として、検索方法も大きく変化してきました。
特にモバイルでの検索が一般的となり、「近くの」「周辺」といった、現在地を基準として近くの店舗や施設を探すニーズが大きく増えてきました。
2020年から発生したコロナパンデミックにより人々の移動が制限され検索ニーズは大きく減少したものの、検索トレンドも回復に向かっています。

今後のインバウンド需要の回復も見込まれ、さらに検索需要が高まっていくと予想されます。
Googleビジネスプロフィールでできること
Googleビジネスプロフィールは、ユーザーの検索ニーズに応えるため常にアップデートを繰り返しています。店舗運営する事業者にとっても非常に利便性が高く、なくてなならない重要なツールです。
Googleビジネスプロフィールで、できることは主に以下の7つです。
- 店舗の正しい基本情報を掲載・編集できる
- 公式サイトや予約ページへアクセスできる
- 電話や経路検索など集客アクションに誘導できる
- 店舗の最新情報をリアルタイムで発信できる
- 無料で簡易ホームページを作成できる
- インサイトデータを取得・アクセス分析できる
- 利用者と繋がることができる
それぞれ詳しく見ていきます。
店舗の正しい基本情報を掲載・編集できる

店舗の電話番号や住所、営業時間などの基本情報に加え、営業状況や定休日などのリアルタイムな店舗情報を伝えることができます。
これらの情報はオーナーであればすべて編集ができます。オーナーではなくても、情報の修正提案ができます。
公式サイトや予約ページにアクセスできる
検索結果に表示されたローカルパックやナレッジパネルから店舗の公式サイトや、業種によっては予約ページなどに検索ユーザーを誘導できます。
電話や経路検索などの集客アクションに誘導できる
店舗を見つけてもらうだけでなく、その場で電話や経路検索ができ、お客様をダイレクトに店舗へ集客しやすくなります。
店舗の最新情報をリアルタイムで発信できる
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を利用すると、お店の最新情報やイベント告知、クーポン情報の発信ができます。
しっかり投稿を進めていくと、そこに含まれるキーワード検索にも表示されやすくなり、店舗情報に触れた検索ユーザーにお店の魅力をアピールすることでさらに検索されやすくなるなど集客効果にもダイレクトに繋がります。
インサイトデータを取得・アクセス分析できる
ユーザーに検索された回数や実際にアクションしたデータ、検索されたキーワードなどの集客データ(インサイトデータ)を取得できます。
これらのデータから集客分析を行い、より効果的な運用ができます。
※Googleビジネスプロフィールマネージャー(旧管理画面)の廃止に伴い、インサイト情報は原則確認できなくなり、検索結果からの管理画面に表示されている「パフォーマンス」データに移行しました。
利用者と繋がることができる
店舗を利用したユーザーからの評価や口コミに対して、返信ができます。
Googleビジネスプロフィールのメリット
Googleビジネスプロフィールを利用することで得られる大きなメリットとしては以下の3つが挙げられます。
すべての機能が無料で利用できる
Googleビジネスプロフィールの各機能はすべて無料で利用できます。
Googleビジネスプロフィールは活用次第で集客施策を無料で進められるツールです。
SEO検索結果よりも上部に表示される
お店をユーザーに認知してもらうには、まず何より検索ユーザーの目に止まらなければならず、そのためには検索結果に店舗情報を表示させることが必要です。
Google検索では、店舗の検索結果は、ローカルパックと呼ばれる表示枠として、ウェブページの検索結果リスト(いわゆる「SEO検索結果」)の1位よりもさらに上に表示されるため、検索するユーザーにも見つけてもらいやすくなります。
分析データを活用できる
Googleビジネスプロフィールでできることの一つとして紹介しましたが、Googleビジネスプロフィールを利用する最大のメリットは「インサイト」と呼ばれるユーザーのアクセスデータが取得できることです。
これらのデータから集客分析を行って、より効果的な施策運用ができます。
インサイトには多くの分析項目がありますが、大きくは以下の5つです。
※Googleビジネスプロフィールマネージャー(旧管理画面)の廃止に伴い、インサイト情報は原則確認できなくなり、検索結果からの管理画面に表示されている「パフォーマンス」データに移行しました。パフォーマンスデータでも検索ユーザーの動向に関する様々なデータが利用できますが、ここで説明しているインサイトデータとは異なる指標のものもありますので注意が必要です。
- 店舗情報を検索・表示された回数
- 電話やウェブサイトへのアクセス、経路検索などのアクションされた回数
- 写真(オーナー投稿・ユーザー投稿)を閲覧された回数
- 検索された流入キーワードデータ
- 経路検索された地域データ(ルートリクエスト)

ユーザーが利用するGoogleビジネスプロフィールのメリット
Googleビジネスプロフィールを利用することは店舗オーナーだけでなく、店舗の利用ユーザーにとっても多くのメリットを提供します。
- 現在地からお店への経路を検索できる
- 最新情報やウェブサイトにアクセスできる
- クチコミや評価ができる
- 間違った店舗情報を修正依頼できる
- 写真を投稿できる
Googleビジネスプロフィールのデメリット
低評価の口コミや、事実無根の誹謗中傷が書き込まれる可能性がある
店舗を利用したユーザーの口コミや評価を得られる部分はメリットでもありますが、逆に誹謗中傷などの口コミが投稿される可能性もあるというデメリットでもあります。
Googleは不正なレビューを検出して削除するなどのスパム対策はしていますが、もちろん単純に低評価だからという理由でレビューを削除することはできません。
Googleは、肯定的レビューと否定的なレビューの組み合わせがあることでより信頼できる情報であると評価します。
ビジネス情報が間違った内容に書き換えられることがある
Googleは、Google検索やGoogleマップに表示される店舗情報は、店舗オーナーから提供されるGoogleビジネスプロフィールの店舗情報と、多くのユーザーから提供される情報(口コミ、編集提案、インターネット上に点在する情報)を組み合わせて構築することが、より良い検索サービスになっていくという考え方で運営しています。
そのため、オーナーに限らず誰でも店舗情報を正しいと思う内容に修正していくことができます。
ただ、これらは善意の修正ではあっても、その店舗のオーナーではない人による修正なので間違った情報になっている場合もあります。
こうした事態も考えられるので、店舗情報が正しいものであるかを常にチェックしておく必要があります。
Google検索やGoogleマップに現れる店舗情報は、オーナーが提供する情報だけではなく、利用ユーザーからの情報も含めて公開されるため、オーナーがすべての内容を管理・コントロールすることはできないということを理解しておきましょう。
ガイドラインに従い適切に運用することが重要
Googleビジネスプロフィールには、明確なガイドラインがあります。
ガイドラインに違反した運用をしていると、ビジネスプロフィールが停止される可能性があります。特に次に挙げるガイドライン違反の行為をしないように注意しましょう。
- 店舗名や住所にキーワードやキャッチフレーズを含める
- 口コミを獲得するために対価や報酬を払う
- 自作自演の口コミを投稿する
- 関連性の低い投稿や写真をアップする
- 関連性のないサイトや電話番号へ誘導する
ビジネス名にキーワードを詰め込むスパム行為は検索評価を得られなくなっています。
Vicinityアップデート(2021年12月頃)により、不適切なキーワードを含むビジネス名の店舗の検索結果が平均5.5順位が下がり、キーワードのない適切なビジネス名は平均4.1の順位を上げているという検証データが報告されています。
検索エンジンのアルゴリズムの特性を悪用して、検索順位を上げる目的で店舗名や住所にキーワードを詰めこむブラックハットな施策が横行していましたが(今でも時々見かけます)、こうした行為は発見 ・通報されるとペナルティの対象として停止されるリスクがあります。
また、アルゴリズムの進化にも伴って一時的な検索順位上昇の効果も以前ほどはなく、今後はむしろマイナス評価となっていくことが予想されます。
検索エンジンや検索ユーザーを騙すガイドライン違反行為としてリスクがある上に効果も期待できないので絶対に行わないようにしてください。
参考:Vicinity Update & GBP Name Spam: What Was the Real Impact?
最も人気のあるGoogleビジネスプロフィールの機能
検索ユーザーがGoogleビジネスプロフィールのどの機能をよく利用してるかを調査したデータを見てみましょう。

- 営業時間の確認
- 店舗への経路の確認
- 口コミの確認
- 公式サイトへのアクセス
- 店舗の写真のチェック
- ホテルの予約
- 店舗の混雑時間の確認
- レストランの予約
- 電話をかける
参考:BrightLocal - Which features of Google My Business have you used?
このデータからは、ユーザーが店舗情報の検索時に最もよく見る箇所は、営業時間、ルート検索、口コミであることがわかります。
このことからも、正しい店舗情報の管理と高品質な口コミの獲得は非常に重要だと言えます。
Googleビジネスプロフィールの使い方、7つの基本機能
ここまでGoogleビジネスプロフィールのメリットや使われる理由を統計情報を参考に解説してきました。
ここからはGoogleビジネスプロフィールの機能とその使い方を解説していきます。
※ビジネスカテゴリにより使える機能は異なります。
※Googleビジネスプロフィールマネージャー(管理画面)の廃止に伴い一部内容の変わった機能もあります。
- 投稿
- 情報
- インサイト
- クチコミ
- メッセージ
- 写真・動画
- 商品・メニュー・サービス
投稿

Googleビジネスプロフィールには、オーナーが自由に情報を発信できる投稿機能があります。
最新情報やキャンペーン・イベント、クーポンなどの様々なタイプの投稿を活用することで、ユーザーにお店やサービスをアピールできます。
利用できる投稿の種類
- 最新情報
アピールしたい最新情報をテキストや画像(動画)、ボタンリンクを利用して発信できます。 - イベント
店舗のイベント情報をテキストや画像(動画)、ボタンリンクで告知・宣伝できます。 - クーポン(特典)
キャンペーンやクーポンの発行などの特典に関する情報を告知できます。 説明テキスト、画像(動画)、クーポンコードやリンク、利用規約などを設定します。 - 商品
店舗で取り扱っている商品や最新入荷の新商品などテキスト、画像、ボタンリンクで宣伝・アピールできます。
投稿は店舗情報をアピールするだけでなく、検索対象になるキーワードと店舗とを紐づける関連情報となるためMEO対策では非常に重要な機能です。
Googleビジネスプロフィール投稿が与える効果の検証

投稿は、MEOにおける重要施策です。Googleビジネスプロフィール(GBP)投稿が、ビジネスの検索数やアクションに与える影響を4つの事例で詳しくまとめたレポートをダウンロードいただけます。
情報

Googleビジネスプロフィールに登録した店舗情報が検索結果にも優先的に表示されます。
登録する項目は多くありますが、検索評価をしっかり得るためには、すべての項目を精緻に入力する必要があります。
ビジネスカテゴリにより若干異なりますが、以下のような店舗情報の項目があります。
ビジネス情報の項目 | 機能の概要 |
---|---|
ビジネス名 | 店舗の名前 |
カテゴリ | Googleビジネスプロフィールに登録する業種(複数のサブカテゴリも登録可能) |
サービス提供地域 | 出張型サービスなどでの、サービスの提供対象地域 |
営業時間 | 店舗の営業時間と定休日 |
営業時間の詳細 | テイクアウトやラストオーダー、入店可能時間などの詳細な営業時間 |
特別営業時間 | 定休日ではなく、祝日や年末年始などの特別な休業予定 |
電話番号 | 店舗の電話番号(追加の番号を最大3つ登録可能) |
ウェブサイトURL | 公式サイトのURL |
予約リンク | 予約フォームへのリンク |
事前注文リンク | 配送や集荷の発注リンク |
メニューリンク | 料理のメニューを紹介しているページのURL(飲食カテゴリで適用) |
メニュー | 提供している料理・メニュー(飲食カテゴリで適用) |
サービス | 提供しているサービス |
商品 | 販売している商品 |
属性 | 支払いやバリアフリー、設備、サービスオプションなど、店舗の詳細な情報 |
ビジネス情報 | 店舗の紹介・説明文(最大750文字) |
開業日 | 店舗の開業日(開業予定日も可) |
写真・動画 | 店舗の写真(店内・外観・スタッフ、ロゴ、商品など) |
各入力項目についてはそれぞれ注意事項や設定ポイントがあります。
各項目の設定ポイントについてはこちらをご参照ください。
インサイト

インサイトは、Googleビジネスプロフィールのメリットでもお伝えしたとおり、ユーザーがビジネスリスティングをどのように検索したか、アクションしたかを分析できるデータです。
※ビジネスプロフィールマネージャー(旧管理画面)の廃止に伴いインサイト情報も原則確認できなくなりました。類似したデータとして新たに「パフォーマンス」データが提供されています。
基本的な8つのデータと、パフォーマンスデータ(新しいパフォーマンスデータとはデータの集計方法が異なります)があります。
インサイトで確認できる基本データ
インサイトの基本項目 | 機能の概要 |
---|---|
ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法 | ユーザーが自社のビジネス情報を3つの検索タイプ(直接・間接・ブランド名)のどの方法で検索したかを、検索総数と割合で確認できます。 |
ユーザーがビジネスを見つけた Google サービス | Googleの自然検索(オ―ガニック検索)経由、Googleマップ経由のどちらでユーザーがビジネスを検索してきたかを確認できます。 |
ユーザーの反応 | ユーザーが自社のビジネス情報を見つけてから行った4つアクション(ウェブサイトへのアクセス、電話、経路の検索、メッセージの送信)を確認できます。 |
ルートのリクエスト | ユーザーが店舗への経路を検索した地域を確認できます。 |
電話 | ユーザーがビジネスプロフィールから電話ボタンをクリックして通話した曜日や時間帯を確認できます。 |
混雑する時間帯 | 店舗の混雑する時間帯や店舗の平均滞在時間を確認できます。 |
写真の閲覧 | 自社のビジネスプロフィールにアップされた写真の枚数と閲覧回数が、同業他社と比較して表示されます。 |
写真の枚数 | 自社のビジネスプロフィールにアップされた写真の枚数が、同業他社と比較して表示されます。 |
インサイトで確認できるパフォーマンスデータ
インサイトのパーフォーマンス項目 | 機能の概要 |
---|---|
ビジネス プロフィールを閲覧したユーザー数 | プラットフォーム(Google検索・Googleマップ)別やデバイス(パソコン・モバイル)別に閲覧したユーザー数、割合が確認できます。 |
ビジネス プロフィールの表示につながった検索(キーワード) | 自社のビジネス情報がマップ検索結果に表示された際の検索キーワードが一覧で表示されます。 |
ビジネス プロフィールで実施されたインタラクション | 指定した期間での電話やメッセージ送信、ルート検索などの回数をグラフで表示します。 |
ビジネス プロフィールからの通話 | 通話ボタンのクリック数をグラフで表示します。 |
ビジネス プロフィールから送信されたメッセージ | 問い合わせから送信されたメッセージ数をグラフで表示します。 |
ビジネス プロフィールからの予約 | 予約機能を有効にしていれば、そこから予約された数をグラフで表示します。 |
ビジネス プロフィールからのルート検索数 | ルートを検索(経路検索)したユーザー数をグラフで表示します。 |
ビジネス プロフィールからのウェブサイトへのクリック数 | ウェブサイトへのリンククリック数をグラフで表示します。 |
インサイトは店舗がどのように検索されているか、閲覧されているかを分析するために非常に重要な機能です。
各項目の見方や分析ポイントについてはこちらをご覧ください。
クチコミ

Googleビジネスプロフィールに投稿されたクチコミの確認と返信ができます。
口コミは、ユーザーが確認する機能の上位を占めており、ランキングの評価要因としても重要度が高いです。
高品質な口コミを獲得して、低評価なものも好評価なものも、口コミにはしっかり返信しましょう。
関連記事:Googleビジネスプロフィールにおける口コミ対策の重要性と増やし方
関連ツール:Gyro-nの口コミ管理機能
メッセージ

メッセージは、Googleマップから店舗オーナーにチャットで連絡できる機能です。この機能はオン・オフの設定が可能です。ウェルカムメッセージなど定形文の設定もできます。
写真・動画

Googleビジネスプロフィールの写真は、ユーザーが投稿するものとオーナーが投稿するものに類別されます。
それらの写真や動画はすべてこの機能で確認でき、また、アップロード(オーナー投稿)もできます。
オーナーが投稿できる写真は、店内、外観、商品などの他、ロゴやメニュー、スタッフなど様々なカテゴリがあります。
検索ユーザーがよく利用するGoogleビジネスプロフィールの機能としても写真の閲覧は5位にランクしており、魅力的な写真を投稿することはMEO対策としても重要です。
Googleビジネスプロフィールに投稿できる写真にはガイドラインがあります。
ガイドライン違反をしないよう注意してください。
商品・メニュー・サービス

ビジネスカテゴリにより、それぞれ利用できる機能が異なります。
- 商品
形のある製品を商品カテゴリごとに登録できます。(例:家具) - サービス
提供するサービスを業種カテゴリごとに登録できます。(例:ボディマッサージ) - メニュー
飲食カテゴリで利用できます。料理やドリンクなど提供メニューを登録できます。
Googleビジネスプロフィールの検索評価を上げるには
先の項で述べたように、検索結果のランキング要因としてGoogleビジネスプロフィールの重要度は年々増していますが、他にも多くのランキング要因があります。
検索評価を高めるには、それらの要因に対して全方位的なMEO対策を施すことが重要です。
MEO対策の具体的な方法や評価のチェックポイントは以下のコラムで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。