MEOとは?押さえておくべきMEO対策方法と具体的なポイント

Googleマイビジネスは、2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」に名称変更されました。
近年、ウェブサイトへの流入や店舗ページへのタッチポイントは幅広く増えてきており、オーガニック検索流入(SEO)だけでなく、マップ検索から店舗情報へアクセスするユーザーが増えてきています。
特に、地図アプリを活用した集客施策は、商圏内のターゲットユーザーにダイレクトに店舗を認知させ、集客拡大につながる優秀な集客チャネルです。
ここでは、地図検索結果にランキングさせる具体的なMEO対策の方法と集客につなげるポイント、マップ検索順位を計測するMEOツールについて解説します。
※Googleマイビジネスの改良や進化は非常に早く、ローカルSEO/MEOの施策や考え方は非常に変化しています。
本コンテンツでは2021年度の最新情報を含め、常に情報をアップデートしています。
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目次
- MEOとは?
- 1-1. MEOとSEOの違い
- 検索結果に地図情報(ローカルパック)が表示されるしくみ
- MEOは優秀な集客チャネル
- MEOでマップ検索にランキング表示させるには?
- MEO対策ポイント① 「しくみと評価ポイント」
- 5-1. ローカルSEOの3要素
- 5-1. NAP(Name、Address、Phone)の統一
- MEO対策ポイント② 「Googleマイビジネスの登録と情報の最適化」
- MEO対策ポイント③「MEOで上位表示させる具体的施策」
- 7-1.口コミを獲得する
- 7-2.口コミに返信する
- 7-3.店舗の最新情報を投稿する
- 7-4.ウェブサイト(公式サイト)の検索評価(SEO評価)を高める
- 7-5.公式サイトとGoogleマップとの関係を構築する
- 7-6.ビジネス名など多言語に対応する
- 7-7.魅力的な写真を投稿する
- 7-8.構造化マークアップを公式サイトに実装する
- MEO対策の効果をGoolgeマイビジネス「インサイト」からチェックする
- マップ検索にランキングされているかを確認するには
1.MEOとは?
MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略称で、一般的に地図アプリ(主にGoogleマップ)での検索結果において、上位表示を目指して行う一連の最適化施策を指す言葉として使われています。
MEOと同じような意味合いで、「ローカルSEO」や「ローカル検索」とも呼ばれることがありますが、MEOという言葉自体は、もともとGoogleストリートビュー撮影業者のセールス用語から生まれた言葉であるため、日本でしか使われておらずその意味する範囲は曖昧です。
ローカルSEOは、SEO(Search Engine Optimization)のうち、地域性の高いビジネスのサイトや店舗情報の最適化にフォーカスした言葉で、こちらは英語でも広く使われている用語です。
地図検索においてもSEOの評価は大きく影響する要素であり、Googleマップの表示を最適化させる目的であっても、マーケターが意識すべきは「ローカルSEO」であると言えるでしょう。
Gyro-nでは、ローカルSEOのうち、特にGoogleマップに関する施策を指して「MEO」と呼んでいます。
米国などでは端的に「Google Maps Marketing」と呼ばれることが多い施策です。

MEOはSEOと違い、検索ユーザーの商圏内の店舗サービスのみ表示される
一般に検索エンジンから、店舗サービスを検索した場合、多くの場合、検索上位を大手ポータルサイトや多店舗チェーン店などの大手企業に占められています。
その中で、地域の中小店舗がSEO検索で上位を獲得することは非常に困難な状況となっています。 店舗のWebサイトが上位に食い込めない場合でも、MEOなら、ターゲットユーザーが検索する商圏内の実店舗のみしか掲載されないため、競合大手企業に対しても圧倒的な優位となります。
しかも、通常の検索結果(SEO)より上のエリア、いわば、検索順位1位よりもさらに上の「検索順位ゼロ位」に地図情報と共に表示されるため、視認性・認知度が非常に高く、集客が期待できます。

2.検索結果に地図情報(ローカルパック)が表示されるしくみ
まず、Google検索のローカルパックの表示のしくみを解説します。
検索キーワードが地域や場所に影響を受けるタイプのキーワード、「業種×地域名」「サービス内容×地域名」である場合、通常の検索結果画面(SERPs)の上部に地図情報とその近くの関連スポットのリストからなる「ローカルパック」が表示されます。
このような検索キーワードを「ローカルキーワード」と呼びます。
ローカルキーワードの例
例えば、「六本木+ラーメン」といった地域ワードと掛け合わせたものや、「歯科」「居酒屋」「美容室」「英会話」など、キーワード自体が地域との関連性が高い店舗・施設系の意味に該当するキーワードです。

3.MEOは優秀な集客チャネル
店舗や事業所を持つ来店型ビジネスでは、お客を実店舗へ集客することがビジネスの最重要課題です。
地図検索を活用したMEO対策は、商圏内のターゲットユーザーにダイレクトに店舗を認知させることができ、店舗来店につながる非常に優秀な集客チャネルです。
3-1 MEOのメリット
スマートフォンの普及により、ユーザーはどこでも必要なタイミングで検索行動をすることが可能となりました。
モバイルユーザービリティの急速な向上も、店舗情報を探すユーザーにとっても非常に便利になり、店舗ビジネスオーナーにとってもMEOのメリットが増えています。
1.優良顧客の集客効果が高い
MEOでは検索キーワードが、「地域+業種・サービス」や、「〜したい・〜へ行きたい・〜がほしい」といった欲求充足のワード検索が多く、今まさに必要としている、来店確率の高いポテンシャルのユーザーがほとんどです。
マップ表示は通常のSEOのオーガニック検索結果よりも上部に表示されることが多いため視認性が高く、リアルタイムで店舗情報を探している優良顧客の来店や電話での問い合わせ、予約などのアクションにつながり、集客の可能性が非常に高くなります。
2.店舗までの地図経路が表示され集客・来店確率の向上
Googleマップの機能で、ユーザーの現在地と店舗までの経路や到着予想時間が詳細に表示されるため、検索ユーザーをダイレクトに店舗来店へ結びつけやすくなります。
3.口コミにより店舗の信頼性を獲得できる
地図検索の結果には、後述するGoogleマイビジネスの情報が表示され、ユーザーからの口コミ投稿やレビュー(評価)を得ることで店舗の信頼性を獲得し、集客に繋げられます。
4. MEOは、SEOに比べ競合性が低く対策しやすい
SEO対策は大手企業やポータルサイトなどが上位を占めており、競合性が高く上位にランキングさせるのは難しい場合があります。
MEOではターゲット地域に存在する店舗だけが競合となるため、SEOに比べ圧倒的に競合性も低く他社に先駆けて対応することで検索上位は狙いやすい状況であると言えるでしょう。
3-2 MEOのデメリット
1.ターゲット地域を持たないビジネスは効果を得にくい
MEOは特定の地域をターゲットとした店舗集客に結び付けるビジネスに向いています。
そのため、店舗やターゲット地域を持たない業種、例えばネットショップのみのビジネス等はMEOの必要性はないでしょう。
2.ビジネスによっては口コミ投稿を得るのが難しい
飲食店や施設運営の場合は利用者の口コミを得やすいが、業種によっては口コミが得にくいものがあります。また良い口コミばかりではなくネガティブ評価のレビューやクレームなど投稿される場合もあります。
とは言え、MEOはデメリットと言えるものはとても少なく、特定の地域をターゲットとしたローカルビジネスには大きなメリットをもたらします。
4.MEOでマップ検索にランキング表示させるには?
Google検索の結果画面の「ローカルパック」に自分の店舗・サイトを表示させるには、地図検索で上位3位以内にランクインさせる必要があります。
まずはGoogleマイビジネスの登録が必須です。
地図検索でランキングされている店舗はすべて、Googleマイビジネスに登録されている店舗となります。
MEO対策の手順
- Googleアカウントを取得(すでに利用している場合は必要ありません)
- Googleマイビジネスの登録と認証(登録時に確認コードによる電話認証があります)
- Googleマイビジネスのカテゴリや基本情報を設定し、情報を最適化
- 写真や説明文など情報の充実
- 口コミや評価レビューの充実
- 公式ウェブサイトや投稿を利用した最新情報の訴求
5.MEO対策ポイント① 「しくみと評価ポイント」
MEOではGoogleマイビジネスの情報を最適化・充実させることがまず何よりも重要ですが、それだけで大きく評価されるものではありません。MEOで評価されるポイントは2つあります。
1.ローカルSEOの3要素
- 検索キーワードとの関連性
- 検索される場所から店舗との距離
- 店舗や企業の知名度
上記の要素のうちどれか一つというものではなく、3つの全要素が検索順位に大きな影響を与えます。
つまり、いくらキーワードとの関連性が高くても、ユーザーの検索地域からお店までの距離が遠い場合は評価対象・ランキング対象とはなりません。
2.NAP(Name、Address、Phone)の統一
Webサイトの表記とGoogleマイビジネスやその他自店舗を掲載している業種別店舗情報サイト(例:食べログなど)上の表記を統一する必要があります。
特にNAPと呼ばれる次の3つの要素を統一してください。
- Name:店舗名(会社名・屋号・Googleマイビジネスのビジネス名)
- Address:住所
- Phone:電話番号
NAP情報を管理することの重要性と具体的な方法を解説しています。そちらをご覧ください。
NAPの統一とは?MEOの重要施策である理由と具体的方法
NAP情報とはどのような意味なのか、NAP情報を管理することの重要性について、具体的な方法をお伝えします。
6.MEO対策ポイント② 「Googleマイビジネスの登録と情報の最適化」
Googleマイビジネスのオーナー登録
MEO対策を進める上で、必ず利用しなければならないツールが「Googleマイビジネス」です。
まずはGoogleマイビジネスに登録します。
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
Googleマイビジネスの登録と設定方法について詳しく以下のコラムで解説しています。
Googleマイビジネスの登録とオーナー確認の手順をわかりやすく解説
Google検索やGoogleマップで、自店舗のビジネス情報を表示させるGoogleマイビジネスの登録の手順とオーナー確認の手順について、登録時に気をつけたいガイドラインや注意点も合わせて解説します。
7.MEO対策ポイント③「MEOで上位表示させる具体的施策」
- 口コミを獲得する
- 口コミに返信する
- 店舗の最新情報を投稿する
- ウェブサイト(公式サイト)の検索評価(SEO評価)を高める
- 公式サイトとGoogleマップとの関係を構築する
- ビジネス名など多言語に対応する
- 魅力的な写真を投稿する
- 構造化マークアップを公式サイトに実装する
7-1.口コミを獲得する
Google Mapの検索順位には、ユーザーからの口コミ情報が大きく影響します。
MEO対策においては、第三者からの客観的な意見となる口コミの件数と評価の高さは需要な評価指標です。
Googleは多くの人から評価されるページは、ユーザーに対して情報提供すべき重要コンテンツと判断します。
そのため、できるだけ口コミを集めるよう努力することが大切です。
口コミは放っておいても集まるものではありません。口コミの獲得は地道な営業活動です。
来店ユーザーや購入ユーザーに対し、口コミをしてもらえるよう、チラシやメールなどのいろいろな手段を使ってアピールしてください。
簡単に口コミページへ誘導できる、直接URLの記載やQRコードの活用なども有効です。
店舗を利用したお客さまへ、どんどんアピールしましょう。
Googleマイビジネスにおける口コミの重要性と具体的な増やし方

口コミの内容は、検索結果に大きな影響を与えます。
キーワードにもよりますが、特に検索条件を細かく指定したロングテールキーワードの検索結果には、口コミの内容が表示されることがあります。
このようなロングテールのキーワードでは検索ユーザーの意図が細かく反映されるため、Googleも出来るだけ質問意図に正確に答えられる、関連性の高い店舗情報、口コミを検索結果に表示します。
検索ユーザーから見ても具体的な質問に的確に答えられた検索結果を見ることになるため、クリック率も上がり、実際の来店や予約の電話といった直接的なコンバージョンにも結びつきやすくなります。
また、検索地点から店舗の距離が離れている場合でも、関連度高い店舗としてランキングされる確率が大きく上がります。
口コミ施策のポイント
MEO対策では、Googleマイビジネスの限られた記載項目の中に幅広いワードやトピックを散りばめ、コンテンツの関連度を高めていくかが重要です。
そのため、口コミの活用は非常に効果が高い施策であり、いかに具体的でユーザーニーズを押さえたコメントを書いてもらえるようにするかが店舗の口コミ施策のカギとなります。
できる限り、サービスや商品、店舗環境、メニューなど具体的に評価してもらえるように努力してください。
検索結果の口コミ関連テキストを表示
Gyro-nのMEO順位チェック画面では、キーワードにより検索結果に表示される口コミ関連テキストを表示します。
検索ランキングの要因に口コミ関連度が影響しているかどうかをチェックできます。
文脈に沿った具体的なキーワードを利用した口コミは、検索評価に大きく影響するため、口コミでは、サービスや料理、店舗の様子など具体的に書いてもらえるようにしましょう。
Gyro-nのMEO順位チェック画面に口コミ関連テキストを表示
7-2.口コミに返信する
口コミの返信は、元の口コミを書き込んだユーザーだけでなく、店舗情報の画面を訪れる他の多くのユーザーの目にも止まります。
店舗の姿勢や細かい情報が伝わりやすいところなので、定形文を返すのではなく、返信コメントから店舗に関する新たな細かい情報も合わせて伝わるよう工夫してください。
口コミの返信率が高まることでユーザーのアクション率が改善される傾向にあります。
来店したお客様にSMSで口コミを依頼できる口コミ促進ツール「Gyro-n Review」
Gyro-n Reviewは1通0円〜!スマホから簡単に口コミ依頼ができ、一括送信・予約送信にも対応したシンプルに使えるツールです。
- スマホからカンタン送信! ご自分の端末送信なら配信料無料!
- 一括送信・予約送信もOK!
- 口コミへの返信や送信したSMSのログ解析もOK!
- 店頭掲載用の口コミ依頼フライヤーを提供!
使い方次第でGoogleマイビジネス以外への口コミ促進や、イベント・キャンペーンなどお客様へのご案内などにも利用できます。
7-3.店舗の最新情報を投稿する
投稿機能は、幅広い情報をGoogleマイビジネスに掲載することができる、とても活用度の高い機能です。
アピールできる情報があれば、キーワードを意識した文脈で投稿し、大いに活用してください。
Googleマイビジネスの投稿内容は、検索結果にも影響を与えます。
キャンペーンの内容や店舗の特徴を細かく投稿し続けていけば、過去の投稿内容も検索結果に表示されるようになっていきます。
口コミはユーザーからの発信に依存することになりますが、投稿はオーナーから自由に情報発信ができます。
幅広いキーワードやトピックについて、店舗情報との関連度を上げるように投稿を積極的に活用していきましょう。
検索結果の投稿関連テキストを表示
Gyro-nのMEO順位チェック画面では、キーワードにより検索結果に表示される投稿関連テキストを表示します。
検索ランキングの要因が投稿による関連度が影響しているかどうかをチェックできます。
投稿においても文脈に沿った具体的なキーワードを利用することで、検索評価に大きく影響します。
日々の投稿施策でも、キーワードを意識した投稿をするようにしましょう。
予約投稿機能
Gyro-nの予約投稿機能を利用すると、あらかじめ指定した日時に投稿をすることができるようになります。
Googleマイビジネスからの投稿はオンタイムでしかできないため、店舗の営業時間中だとなかなか投稿したいタイミングで作業ができません。
また多店舗管理している場合など、複数店舗まとめての一括投稿や、店舗ごとにユニークテキストを差し込んで投稿するなど幅広い活用ができます。
Gyro-nの投稿機能をぜひ活用して、タイミングよく、効率よく投稿をしてみてください。
インスタグラム連携投稿
Gyro-nのMEO機能では、店舗の公式インスタアカウントをGyro-nと連携するだけで、インスタ投稿をGoogleマイビジネスに自動投稿します。Instagramを更新するだけでローカルSEO対策ができます。
7-4.ウェブサイト(公式サイト)の検索評価(SEO評価)を高める
MEOとSEOは、マップエンジンと検索エンジンの異なるアルゴリズムですが、マップ検索での上位表示には、関連する公式サイトのSEO評価も影響を与えるため、両軸で対策し、相互作用の効果を高めていく必要があります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。
Google での口コミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。
口コミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。
※Googleマイビジネスヘルプ 「ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み」
公式サイトの内容は、検索結果に影響を与える
公式サイトの情報は、Googleマイビジネスの情報と非常に深く関連付けられています。
そのためキーワードにより検索結果に関連するテキストが表示されます。
公式サイトにはローカル情報を含むマイビジネスと関連の高いコンテンツを掲載するようにしましょう。
検索結果のウェブサイト関連テキストを表示
Gyro-nのMEO順位チェック画面では、キーワードにより検索結果に表示される公式サイトの関連テキストを表示します。
検索ランキングの要因が公式サイトのコンテンツによる関連度が影響しているかどうかをチェックできます。
7-5.公式サイトとGoogleマップとの関係を構築する
Googleマイビジネスには、店舗ウェブサイトのURLを登録できるため、「マイビジネス→店舗サイト」を関連づけることはできますが、逆に「店舗サイト→マイビジネス」も関連構築しておきましょう。
店舗サイトの会社情報ページ、店舗へのアクセスページなど、NAP情報を掲載しているページにはGoogleマップの共有リンクを記載しておきます。
また、店舗のGoogleマイビジネス地図情報も正しく埋め込みましょう。
地図だけでなく店舗情報のレビュー数や評価も含めて店舗サイトに掲載できます。
地図情報を埋め込む際の注意ポイント
Googleマップの埋め込みは、かならずGoogleマイビジネスで登録している店舗情報が掲載されているiframeリンクを埋め込んでください。
Googleマップが埋め込まれていても、住所ないし経度緯度が載っただけの地図になっている場合は、せっかく構築しているマイビジネス情報へのアクセスができません。
マイビジネスの店舗情報をページに埋め込む手順
- Googleマップで自店舗を検索し、ナレッジパネルを表示します。
- 「共有」ボタンをクリックします。 「共有リンク」は「Googleマップで確認する」など、Googleマップへのテキストリンクを付ける際に活用しましょう。
- 「地図を埋め込む」タブをクリックし、ページに掲載したいサイズを「小、中、大、カスタムサイズ」の中から選択、表示されるHTMLソースをコピーしてページにサイトに貼り付けてください。
7-6.ビジネス名など多言語に対応する
店舗の顧客ターゲットが、外国人旅行者などである場合、検索に利用しているデバイスやアプリ・ブラウザの環境は日本語ではなく、英語や中国語、その他各国の母国語になっていることがほとんどです。
Googleマップの情報も、ユーザーの環境に合わせた言語で表示されるようにしておく必要があります。
Googleマップは、口コミや店舗名などをユーザーの環境言語に自動翻訳して表示します。
同様の機能を持つ他社サービスと比較して翻訳精度は非常に高いのですが、それでも中には正しい訳にならず意味が異なってしまっていたり、翻訳されずに原文の日本語のままで表示されていることもあります。
またSEOの観点からも、外国語のキーワードで検索されるとそれに対するコンテンツの関連度も変わってくるため、同じ意味でも日本語で検索された時と表示される順位も異なってきます。
ユーザーの検索が想定される外国語での検索順位の最適化も見据えてしっかり対策しましょう。
マイビジネスからは、多言語で情報を入れることができません。
【インバウンド対策向けMEO】GMBのビジネス名(店舗名)を多言語で表示させる方法
Gyro-nの多言語対応機能
Gyro-nのMEO機能では、日本語以外の環境(英語・中国語(簡体字/繁体字)での検索順位を計測することもできます。
Googleマップでビジネス名を各言語に対応しておくことで、同じキーワードでも、検索結果もビジネス名は言語に対応して表示されます。
Gyro-nでは、店舗登録の多言語対応設定をしておくと、各言語の順位も正しく計測することができます。
7-7.魅力的な写真を投稿する
写真の投稿は、ユーザーから口コミとともに投稿されることも多くありますが、店舗やスタッフの雰囲気、商品・サービスのイメージを訴求するためには、魅力的な写真をオーナー自らが投稿していくことが大切です。
美しい写真、感度の高いビジュアルは、競合との差別化だけでなく、ユーザーの来店モチベーションに大きく寄与します。
写真は、できる限り解像度高く、過度な加工がされていない写真をアップするようにしてください。
7-8.構造化マークアップを公式サイトに実装する
構造化マークアップとは、HTMLで記述されるWebページの内容を検索エンジンがより深く理解できるように意味付けする一連のマークアップのことです。
構造化マークアップは技術的に難易度が高い施策ではありますが、SEOやローカルSEO、または動画SEOなどでも注目され重要な施策となっていきます。
構造化マークアップが直接的に検索順位をアップさせる要因となるわけではありませんが、検索エンジンがWebサイトの内容に対して、どのような店舗情報をもっているのかを深く理解するために有効に働きます。
※構造化マークアップ施策は、Googleマイビジネス上で登録すると言った施策ではなく、公式ウェブサイト(NAP情報を掲載しているページなど)に記述します。
タグを入れるだけで簡単に構造化マークアップを最適化:Yext(イエクスト)
構造化マークアップをサイトに施すには、HTMLの各所に細かく属性を記述する必要があり、web制作の知識を要するだけでなく工数も多くかかりますが、Yext(イエクスト) を使えば、タグを挿入(Knowledge Tags機能)するだけで構造化マークアップがすぐに完成します。
8.MEO対策の効果をGoolgeマイビジネス「インサイト」からチェックする
MEO施策を進めていくには、順位の変動状況の確認はもちろんですが、ユーザーに自社ビジネスがどのくらい認知され、見つけられたかをGoogleマイビジネスの「インサイト」から確認することも重要です。
インサイトはMEOにおける唯一のアクセス解析データです。
状況を分析する上で非常に重要ですので、定期的にチェックし効果検証をしてください。
Googleマイビジネスのインサイトの見方ついて以下のコラムで解説しています。
Googleマイビジネス「インサイト」の見方と分析のポイント
ユーザーに自社ビジネスがどのくらい認知され、見つけられたかを「インサイト」から確認し、効果検証するための、インサイトの主要項目の見方や、分析のポイントについて解説します。
9.マップ検索にランキングされているかを確認するには
ローカルSEOに対応した「Gyro-nのMEO機能」では、特定の検索地域と検索時間帯を指定した正確なGoogle MAP検索順位を取得できます。
※MAP検索順位は、数十メートル程度の検索地域の違いや検索時間帯により、順位は大きく異なります。
さらに、実際の検索結果画面(SERPs)も記録されているため、自店舗・自社のマイビジネスの登録情報が検索結果や、ローカルパックにが正しく表示されているかどうかもチェックすることが可能です。

ぜひ、MEO対策を進めて、その結果の検証はGyro-n SEOを活用してください。