検索順位チェックはSEOを行う上では必須の作業であり、順位チェックツールはSEO担当者にとって欠かすことのできないツールです。
高機能SEOツール「Gyro-n SEO」の順位チェック機能は、検索順位チェックにおいて必要とされる幅広い機能(競合サイトとの順位比較、検索地域を指定したローカル検索等)により、順位変動から読み取るべきシグナルを発見します。
ここでは、検索順位チェックの仕組みや使い方、利用する上で押さえておくべきポイント、重要なシグナルについて解説します。
目次
1.検索順位チェックツールとは?
検索順位チェックツールとは、文字通り検索エンジンでキーワード検索した際に表示されるランキング順位を調べるためのツールです。
一般に、順位取得したいウェブサイトのURLと、調査したい検索キーワードを登録することで順位を計測します。
検索エンジンはGoogle、Yahoo!JAPAN、Bingなどいくつかありますが、日本において検索順位をチェックすべき検索エンジンは「Google」です。
Yahoo! JAPANの検索エンジンの仕組みはGoogleと同じシステムを採用しているため、Googleの順位結果と大きく異なることはありません。またBingなど他の検索エンジンは日本でのシェアが低いためあまり重要視する必要はないでしょう。
もう一つ、検索エンジンに関して気を付けておくべきことは、デバイスによる検索結果の違いです。
PCで検索した順位とスマートフォン(モバイル)で検索した順位をしっかり計測し、確認しておく必要があります。
Googleはスマートフォンの検索結果を今後ますます重要視していく傾向にあります。
そのため、ウェブサイトがスマートフォンに対応していない場合は、今後検索順位が上がりにくくなる可能性があります。
2.クラウド型順位チェックツールとインストール型の違い
検索順位チェックツールには、クラウド型のものと、インストール型のものがあります。
それぞれのメリット、デメリットを考えてみます。
2-1.インストール型の順位チェックツール
インストールされたPCから直接ツールを起動させ、そのタイミングで順位を計測します。
起動するタイミングで計測を開始するため、管理するキーワードの量によっては順位取得に時間がかかります。
また、インストールされたPCでのみ閲覧が可能であり、チームでのデータの共有ができません。
反面、価格的には低コストで提供されており、導入しやすいところがメリットとなります。
2-2.クラウド型の検索順位チェックツール
ツール側で毎日決まったタイミングで順位を計測するため、順位チェックに時間や手間をかける必要はなく、土日や祝日などで担当者が休んでいても計測漏れが発生しません。
クラウド上のデータに管理画面からアクセスするタイプなので、インターネット環境さえあればどこでも確認することができます。
また、チームでアカウントを共有することもできます。
反面、設定するキーワード数ベースで利用料金が設定されることが多いため、検索キーワードが増えるとコストがかかるデメリットがあります。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
![]() インストールタイプ |
・低コストで提供されており、導入しやすい | ・利用するPCが決まっている ・チームでデータを共有できない ・キーワード数が大量にあると順位計測に時間がかかる |
![]() クラウドタイプ |
・自動で毎日決まったタイミングで順位を計測 ・土日祝などの順位計測漏れが発生しない ・チームでアカウントを共有できる |
・キーワード数が増えるとコストUP |
クラウド型順位チェックツール「Gyro-n SEO」
SEOツールのGyro-n SEOは毎日自動でGoogle、Yahoo! JAPAN、Googleスマートフォン検索の順位を計測します。
登録から3ヶ月までは無料※で利用でき、インストール型の順位チェックツールでは取得できない多くのサポート機能があります。
※プラン・オプションを変更した時点で無料期間は終了します。
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3.Gyro-n SEO順位チェック機能
Gyro-n SEOでは、Google、Yahoo!、Googleスマートフォン検索の順位を毎日自動で計測し、PC&モバイルの日々のSEO順位の推移をグラフで管理します。
3-1.順位の動きをモニタリングできる変動ミニグラフ
検索順位の変化をチェックするために、前日との比較だけを見ていませんか?
検索順位は、日々上がったり下がったりと変動していますので、前日比較だけでは大きな動きや順位トレンドがつかめません。
そこで、Gyro-n SEOでは、一覧チェック画面に変動ミニグラフを配置。
これにより直近の順位変動を把握でき、登録キーワードをひとつひとつ確認しなくとも、変動ミニグラフから全キーワードの動きを視覚的に読み取れます。
3-2.検索結果ページの情報と期間別グラフ
キーワード詳細エリアから、検索結果に表示されているWebページのタイトル&URLを確認できます。
- 検索キーワードに対して目的のページがランクインしているか?
- 検索結果に表示されているタイトルが、記述通りのページタイトルになっているか?
- Googleにより自動的にページタイトルを改変されていないか?
などチェックが可能です。
また、順位の期間別グラフを参照できます。1か月、3か月、6か月、12か月のスパンから選択できます。
3-3.Google変動幅グラフ
Gyro-nでは、特定のカテゴリに属するキーワード検索順位の変動幅を記録(Gyro-n SEO Lab.)し、棒グラフで表示しています。
変動幅が大きな場合は、検索エンジン側でアルゴリズム更新が行われている可能性があります。
そのような場合、Gyro-n SEOでは自社サイトがどのように順位が動いているか一目でわかるようになっています。
大きな変動幅が発生した際に、自社の順位が下落している場合は注意が必要です。
また、上昇している場合は、正しくコンテンツが評価されていると判断することができます。
4.順位チェックにおけるローカル検索の重要性
検索順位のチェックで、もう一つ押さえておかなければならないのが、ローカル検索におけるランキングです。
検索キーワードによっては、地域の影響を受けるものが多くあり、「○○ 大阪」「○○ 名古屋」など、地域名と合わせて検索することも多くあります。
例えば、飲食店や診療所、美容室、スクール、士業など、地域の影響を受けるキーワードでは、その該当地域とそうでない地域とでは検索結果に大きな違いがある場合があります。
このような地域に密着した店舗や、各都市に多店舗展開しているチェーン店、フランチャイズ店舗など、地域の影響を受けやすい業態のサイトを管理するSEO担当者は、ターゲットユーザーが検索するそれぞれの地域で表示されている検索結果を把握しておく必要があります。
一般的な検索順位チェックツールのしくみ
通常の検索順位チェックツールは、地域による影響を受けない条件で計測されています。
そのため、地域性の高いキーワード(ローカルキーワード)だと、ツールで計測した検索結果・順位と、実際に該当地域で検索した検索結果とが大きく異なる場合があります。
Gyro-n SEOは、指定する地域から検索した順位を計測できるため、ターゲットユーザーが実際に検索している順位、検索結果をチェックすることができます。
ローカル検索機能
Gyro-n SEOでは、地域に影響されやすいキーワードでのSEOチェックの悩みを解決するために、地域検索に対応した「ローカル検索機能」を搭載しています。
5.競合サイトの順位チェックの必要性
検索順位は自社の順位だけを追っていては、見落としてしまうことが多くあります。
そのため、複数の競合サイトとの順位比較は重要です。
どのようなサイトにも必ず競合となるサイト、またはベンチマークすべき上位サイトがあります。
自社サイトの順位の動きに合わせて、競合サイトはどのように順位変動しているのかを見極めることで、検索エンジンからどのように評価されているのか判断するポイントをつかむことができます。
例えば、自社サイトの順位が下落しており、さらに競合サイトも順位が下落している場合は、アルゴリズムなど検索エンジン側の要因による順位変動が起こっている可能性が高いと考えられます。
しかし、自社サイトの順位が下落しているが競合サイトには変化なし、または順位が上昇している場合は、自社サイトの評価だけが下がっている可能性があるため、原因を探り対策を行う必要が出てきます。
このように検索エンジンの評価の変動を見極めるためにも、競合比較の順位チェックは重要な機能です。
競合サイトの検索順位も同時にチェック!
キーワード詳細エリアでは、キーワードグループに登録している競合サイトの検索順位も直接確認することができ、常にベンチマークしている競合との順位差をモニタリングできます。
6.検索順位チェックで気を付けること
検索順位をチェックし、日々モニタリングしていく中で、なかなか気づくことが難しい、見落としがちなポイントを紹介します。
6-1.検索結果ページの入れ替わり
検索順位に大きな変動がある場合、検索結果ページ(検索結果画面に表示されている自サイトのページ)が入れ替わってしまっており、これが順位の安定しない原因となっていることがあります。
順位下落に気付けても、その原因がつかめなければ効果的な対策を打つことはできません。
そのためにも検索順位の変動だけではなく、検索結果ページの変化もしっかりチェックしなければいけません。
評価分散シグナルの使い方とポイント
Gyro-nSEOの評価分散シグナルが発生した場合の考え方・対応方法など、検索順位アップのための施策ポイントを解説します。
PLPとは?PLP機能の使い方と施策ポイント
PLPとは対象のキーワードの検索結果に優先的に表示させるべき自サイトのページを指します。SEO対策におけるPLPの管理と施策ポイントを解説します。
6-2.検索結果ページ数
キーワードによっては、検索結果ページは一つとは限りません。
検索結果ページが複数ランクインしているということは、検索エンジンから複数のページが評価されているため、良い傾向と言えるかもしれませんが、場合によっては、順位アップを阻害する原因になっている可能性もあります。
特に、
- 検索結果が2ページ目以降(20位以下)にランキングしている
- 検索結果ページが複数ある
- 一定期間順位がそれほど上がっていない
といった条件が重なっている場合は、それぞれのページの内容が似ているために、類似コンテンツとして判断されて評価が抑えられており、順位アップを阻害する要因になっている可能性があります。
6-3.SEO対策の結果を検証する
Webページの修正やチューニング、コンテンツを増やすなど、順位アップを狙った対策を行ったときは、その後の順位がどのように動いたか、効果検証もしなければなりません。
メモ機能など、順位チェックだけでなく施策も管理でき、施策後の効果を検証しやすいことも順位チェックツールには欠かせない機能です。
検索順位チェックツールは、日々の順位を計測するためのツールですが、自社サイトの順位変動をウォッチしているだけではあまり意味がありません。
競合サイトとの順位変動の違いや、検索結果に表示される内容の変化などを詳細に見ていくことで、順位下落・順位アップの要因が見えてきます。
Gyro-n SEOの検索順位チェック機能は、このような通常チェックすることが難しい、見落としがちなポイントも自動でチェックできるため、効率的なSEO管理に役立てることができます。
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※ Gyro-n SEOは(1)法令に反する(2)公序良俗に反する(3)Googleガイドラインに抵触するサイト・ロケーションではご利用いただけません。
※ 3ヶ月無料特典はスタータープラン限定です(プラン・オプション変更をした時点で無料期間は終了します)。
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