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SEOに強いタイトルの付け方!クリック率が上がる5つのポイントと最適な文字数

2022/05/13
向井 重文
  • SEO
SEO対策の最重要項目!ページタイトルの付け方のポイント

SEO対策の一つに、ページタイトルの最適化があります。

ページタイトルはSEO内部対策において最重要項目です。

狙ったキーワードで上位表示を目指すSEOでは、タイトルの付け方次第で順位が大きく異なるほどその影響度が高いばかりか、実際の流入(クリック率)にも大きく影響します。

ここでは、ページタイトルを設定する際の注意点や、タイトルの文字数による検索結果画面での表示のされ方、タイトル最適化で起きた順位変動の事例、Gyro-n SEOでのページタイトルのチェックポイントを説明します。

ページタイトルとは?

ページタイトルとは、ウェブページのHTMLの中でタイトルタグ(<title>タグ)に記述されている文字列を指します。

検索結果画面(SERPs)に表示されるウェブページの一覧には、多くはこのページタイトルが使われます。

タイトルタグは、サイトの訪問者や検索エンジンに対してページの内容・トピックを示す、とても重要なタグです。

<title> 〜 </title>の間に記述されている文字列がページタイトル
<title> 〜 </title>の間に記述されている文字列がページタイトル

SEOにおけるページタイトルの役割

検索上位を目指すSEOでは、タイトルは最重要項目です。
SEO内部対策のチェックポイントとしても、タイトルは一番最初にチェックすべき部分です。

SEOで何より重要なことは、そのウェブページが、検索キーワードが持つ検索意図(ユーザーニーズを捉えたトピック)を持った内容なのかを明確にしておくことです。
そのため、タイトルにはキーワードを明確に記載し、ユーザーが求める情報があるページであることを伝えなければ、実際にウェブページに訪問してもらえません。

さらに、キーワードと検索意図をふまえたタイトルは、検索エンジンにもそのページのコンテンツを伝えます。

SEOにおいてページタイトルは、ユーザーにも検索エンジンにも重要な情報を伝える役割があります。

SEOではほかにも多くの対策項目があります。
上位表示のための押さえておくべきポイントはこちらをご覧ください。

関連記事:
SEOとは?上位表示を目指す具体的なSEO対策ポイント
SEO内部対策とは?やるべき20項目チェックリスト

SEOに効果的なタイトルの付け方、5つのポイント

SEOに効果的なページタイトルの付け方の5つのポイントを解説します。

タイトルの文字数は、全角30文字以内で簡潔に記述する

SEOを意識するのなら、ページタイトルの文字数には注意が必要です。
環境により表示される文字数は異なりますが、多くの場合タイトル文字数は「全角30文字」を目安に簡潔に記述する必要があります。

タイトル文字数が30文字を超えると、タイトルが見切れて表示されてしまい、内容を正確に伝えられません。

文字数によるページタイトルの見え方の例

文字数によるページタイトルの見え方の例

また、後述しますが、タイトルが長いとページの内容を検索エンジンに明確に伝えられず、SEO効果が弱くなるばかりかタイトルの書き換えの対象となってしまうことがあります。

スマートフォンのブラウザ(Safari、Chrome)では、タイトル文字数の上限は40〜42文字程度ですが、PCブラウザでは30文字程度が目安です。

ターゲットユーザーをモバイルユーザーに限定・特化しているなどの理由がない限りは、 できるだけPCブラウザに合わせて30文字程度をベースにタイトルを付けるようにしてください。

対策キーワードを必ずタイトルに含める

SEOを意識したタイトルには、必ず対策キーワードを含めてください。
ウェブページがどのようなターゲット(検索意図を持つユーザー)に向けられた内容か、検索エンジンが理解しやすくなります。

ページタイトルに正しくキーワードを含めた後の順位変動事例

titleタグにキーワードを含めただけで、順位が大幅に上昇したケース

キーワードをタイトルに含めるだけで順位が上昇したケース

キーワードをタイトルに含めるだけで順位が上昇したケース

タイトルにキーワードを含んでいない状態では平均25位前後でしたが、タイトルにキーワードを含めた直後に8位まで上昇しました。

キーワードは詰め込み過ぎない

タイトルに同じキーワードを多く詰め込みすぎると、スパムと判断されペナルティを受ける可能性があります。
キーワードは詰め込みすぎず、自然な形、自然な文章になるように入れてください。

キーワードや伝えたい内容は、前方に書くようにする

ユーザーの閲覧環境やデバイス環境により、必ずしもタイトルのすべての文字列が表示されるとは限りません。
そのような場合にもしっかりと内容を伝えられるよう、伝えたい内容はタイトルの最初の方に簡潔に記載しましょう。

関連ワード、複合ワードに対応させる

キーワードを記述した上で、さらに複合的に検索されそうな単語もできるだけ入れるように工夫して、リッチなタイトルにしましょう。

SEO対策では、こうした掛け合わせワードでの検索にも対応できるようにすることが、サイト流入やアクセスアップに大きく寄与します。

Gyro-n SEO活用事例:関連キーワードの抽出

関連するキーワードは、Gyro-n SEOのキーワード候補機能から確認できます。
キーワードを登録してからの期間が長いほど多くの検索結果データを計測、保持しているため、候補ワードもより多く表示されるようになります。

Gyro-n SEOのキーワード候補機能の画面
Gyro-n SEOのキーワード候補機能の画面

計測に登録しておいたキーワードと関連したキーワードが、注力すべきキーワードの候補として一覧で確認できます。

クリック率をアップして流入を拡大させるタイトル付けのポイント

検索ユーザーは、検索結果に出ているページのタイトルを上から順番に見て、どのサイトに知りたい情報が含まれていそうかを瞬時に判断して閲覧すべきページを決めます。

ただ検索上位にランキングされていても、ユーザーに選んでもらえずアクセスに結びつかなければ意味がありません。

ページタイトルは検索順位だけではなくクリック率(CTR)にも大きくかかわってきます。自サイトをクリックしてもらうためにも、上位に出ているタイトルに見劣りしない、クリックしたくなるようなタイトルにしなければなりません。

ユーザーが得られるベネフィット、得られる知識のポイントを入れる

例えば、今お読みいただいているこの記事のタイトルが「ページタイトルとは?」だけだったら、おそらく「ページタイトル」という言葉の意味を説明しただけのページだと判断されてしまうでしょう。

このページはSEOの施策としてページタイトルの改善方法を調べたい方向けの情報を載せたページなので、タイトルも「SEOに強いタイトルの付け方とCTRが上がる5つのポイント」という言い方で、閲覧することで得られる利益・恩恵などメリットがわかるキーワードを含めて検索ユーザーにアピールしています。

事実は具体的に表す

対象としているユーザーに対して、ページに書かれている内容を説明する実データや具体的なキーワード、例えば地域や定量的な数値などがあれば、できるだけ入れるようにしましょう。

ページタイトルを上位サイト・競合サイトと見比べてより魅力的にする

なるべく客観的に検索上位のサイトと自分のサイトとを見比べて、タイトルが他のサイトよりも魅力的であるか、クリックしたくなるものかどうかをチェックしましょう。

よく似たタイトルが検索結果にいくつもあると、ユーザーはどのページを閲覧するべきか悩んでしまいます。他社のページと比較してよりクリックしてもらえるよう工夫して差別化を図ってください。

固有のタイトルにする

サイト内でページタイトルが重複していると正しく評価されません。
検索エンジンはコンテンツが重複してしまうと、そのどちらを評価すべきか判断できません。

結果的に検索順位も停滞してなかなか順位アップしない要因となります。
タイトル文は他のページと明確に区別がつくよう、固有の文にしてください。

ページタイトルの注意点

ページタイトルの自動変更・改変

ページタイトルは、Googleが自動的に変更・書き換えることがあります。
特に、文字数が多くてまとまりがないタイトル文だと、書き換えられる確率が高くなります。

検索結果のページタイトルがサイトオーナーの意図に沿わないものに改変されてしまうこともありますが、これは普段からチェックをしていないとなかなか気づけません。

検索上位にあるのになかなか流入パフォーマンスが伸びなかったり、流入が減っている場合は、タイトルが変更されていないかをチェックしてください。

タイトルが改変される原因

  • ページタイトルの文字数が長い
  • キーワードを繰り返し使用している、または冗長である
  • ページの内容とタイトルが合っていない

タイトルの自動調整は直接的にランキングに影響するものではありませんが、検索結果画面で最も目立つページタイトルで、サイトオーナーが意図しない訴求がされるためにCTR(クリック率)の低下が起こるなど、ウェブサイトの流入パフォーマンスに影響が出る場合があります。

ページタイトル改変のチェック方法

Gyro-n SEOのページ分析機能で、特定のウェブページが登録キーワードごとやブラウザ別に、実際に検索結果にどのようなタイトルで表示されているかを一覧でチェックできます。

Gyro-n SEOのページ分析機能による、ページタイトルのチェック
Gyro-n SEOのページ分析機能による、ページタイトルのチェック

検索結果では、順位だけでなくページタイトルやランクインページ数なども常に変動しています。Gyro-n SEOでそれらの兆候・変化を読み取り、問題が見つかったら迅速に対策をとりましょう。

タイトルが書き換えられた時の対応

Googleによるタイトル変更を確実にコントロールできる対策方法は残念ながらありません。
しかしほとんどの場合、改変されている原因は文章が長すぎたり、キーワードが多すぎることです。

まずはこの観点からタイトルの書き換え原因として考えられることを修正し、その後どのような変化が検索結果に現れるか、しばらく様子を見てください。

(参考)ページタイトルの書き換えに関する調査データ

zyppy.comによる分析調査では、Googleがタイトルの61.6%を書き直している(2,370サイトで合計80,959のタイトルタグを検証)と報告されています。

これらの調査データによると、

  • 1〜5文字の短いタイトルや、60文字を超える長いタイトルはかなりの確率(70文字以上で99.9%)で書き直されている
  • 強調するための表現として[ブラケット]よりも(括弧)の方が削除される確率は低くなる
  • タイトルの区切り文字は、「|」(パイプ)より 「-」(ダッシュ)の方が削除や変更される確率が低くなる
  • H1がタイトルと一致している場合、書き換えの程度が大幅に低下する

これらは海外サイトのデータなので、日本語の環境とは異なる部分もありますが、タイトルの書き換えリスクを減らすには、的確な文字数でページの内容を表し、さらにH1タグとタイトルを同じにしておくことが重要だと言えます。

ページタイトルを見直すタイミングは?

ページタイトルは、SEOの観点ではランキング評価への影響が主眼になりますが、最終的にはページへの流入にも大きく関わってきます。

検索では上位表示されていても流入数が少ないようなら、タイトルの見直しが急務です。

まず、ウェブページへの流入の指標となるクリック率(CTR)をGoogle Search Consoleの「検索パフォーマンス」でチェックして、平均的なCTRより低ければタイトルを見直してみましょう。

以下の例では、掲載順位は同じ2位あたりにあるのに、オレンジで囲んだクエリ(キーワード)は他のものに比べてCTRが極端に低く、クリック数が獲得できていません。
このような状態を見つけたら早急にページタイトルを確認して、競合他社よりも魅力的なタイトルにアップデートしましょう。

サーチコンソール「検索パフォーマンス」のクエリ別クリック率の調査
サーチコンソール「検索パフォーマンス」のクエリ別クリック率の調査

まとめ

SEOには多くの対策項目がありますが、中でもページタイトルの最適化は圧倒的に効果が出やすい項目です。

今までページタイトルをなんとなく付けて運用していたという方は、本コンテンツの5つのポイントに照らし合わせて一度すべてのページのタイトルを見直してみることをおすすめします。

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この記事を書いている人

ユニヴァ・ジャイロン:向井 重文

Gyro-nデジタルマーケティングエンジニア:向井 重文

自社サービスGyro-nシリーズのマーケティング、SEOを統括する傍ら、自らの経験からSEO担当者の業務負担を軽減するSEO管理プラットフォーム「Gyro-n SEO」を企画・設計。2016年よりセミナー講師としても活躍中。

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