EFOログ解析レポート - Gyro-n EFO
エントリーフォームのさまざまなログを計測し、より効果的なフォーム改善に活かすことができます。

Gyro-n EFOのレポートでは、ユーザーがフォームで行う動きを把握するためのあらゆるデータを取得できます。
これらのデータから、ユーザーがフォームのどこでつまづいているか、どこにストレスを感じて離脱しているかを細かく分析してフォームの問題点を洗い出し、そこを改善していくことでよりコンバージョン率の高いフォームにしていきましょう。
目次
1.Gyro-n EFOで計測できる項目
計測項目 | 内容 |
---|---|
ユニークユーザー数(UU数) | フォームを閲覧したユーザー数 |
コンバージョン数(CV数) | CV(コンバージョン)まで至った件数 |
コンバージョン率(CV率) | CV(コンバージョン)数 ÷ UU(ユニークユーザー)数 |
平均コンバージョン時間 | フォームに到達してから、確認ページを経てフォームSubmitボタンをクリックするまでの時間 |
サブミットボタンエラー数 | サブミットボタン押下時にエラーとなった回数 |
ページビュー数(PV数) | フォームが閲覧された回数 |
直帰数 | フォームに訪れて何もアクションせず離脱した回数 |
直帰率 | 直帰数÷PV(ページビュー)数 全ページビューのうちの直帰数の割合 |
確定数 | 入力エラーがない状態で送信ボタンが押された回数 |
確定率 | 確定数 ÷ PV(ページビュー)数 |
途中離脱数 | 入力項目にフォーカスしたのを最後に離脱となった回数※ |
途中離脱率 | 途中離脱数 ÷ PV(ページビュー)数 |
平均途中離脱時間 | フォーム入力から途中離脱するまでの平均滞在時間 |
平均確定時間 | エラーがない状態でのSubmitボタンをクリックするまでの平均時間 |
※その項目での動作状態は関係ありません(未入力でも入力エラーであっても同じ)。

- ★ポイント
- 直帰率・途中離脱率・確定率はユーザーが何度訪れてもその都度カウントされるため、PV数単位での計算となっています。
- コンバージョン率は1ユーザーにつき1回のカウントになるため、UU数単位での計算となります。
2.Gyro-n EFO フォームサマリーレポート
サマリーレポートでは、各指標に関するデータがパネルにまとまっており、俯瞰して確認できます。
また、設定したデータ抽出期間内のユニークユーザー数の推移や、コンバージョンまでの平均滞在時間といった、日別の動きをグラフで確認することもできます。

Gyro-n EFO フォームサマリーレポート

- ★ポイント
- 直帰率+途中離脱率+確定率=100%です。
- 確定数≒CV数と思われがちですが、CVページへ遷移する前(確認ページなど)でユーザー様が離脱や前のページに戻ったりしてしまうと、確定数の方がCV数より多くなります。
- 尚、前項のポイントで記載した理由から、確定率の母数はPV数、CV率はUU数となっています。
- また、EFOのCV計測はcookieに依存しているため、ユーザー側でcookieをオフにしているとCVが計測されない場合があります。
3.日別レポート
日別レポートでは、対象期間のデータから「ユニークユーザー数」「コンバージョン平均時間」「コンバージョン率」の各データをグラフにプロットし、フォーム内でのユーザーの行動と滞在時間とを照らし合わせてフォームの問題点を探ることができます。
例えば、一定のUU数がある状況で滞在時間が長いにもかかわらず、コンバージョン率が低い場合は、ユーザーがフォーム内で動きを止めて途中離脱している可能性が考えられます。
そのような傾向が高い場合は、フォーム内の項目のどこかにユーザーを足止めさせてしまう問題が潜んでいる可能性があります。

Gyro-n EFO 日別レポート

- ★ポイント
- 直帰数+途中離脱数+確定数=PV数になります。
- サマリーレポートで平均コンバージョン時間がとても長い結果になったとき、日別で平均コンバージョン時間を見ると特定の日だけとても長い時間になっている場合(フォームが入力途中で放置されていた/内部関係者が入力テストを行っていたなど)があるので、細かく見る必要があります。
4.項目別レポート
ユーザーがフォームに情報を入力する際の詳細な動きを計測・集計します。
フォームの離脱に繋がっている項目、エラーの多い項目ワースト5をランキング表示します。

離脱の高い項目のワーストランキング
離脱率の高い必須項目の上位5つを表示。
全体のレポートを詳しく確認する前に、問題のある項目が一目でわかります。
離脱率の高い項目から順に原因を探り、対策しましょう。

- ★ポイント
- 先頭項目は、資料やサービスの内容を確認するためだけに訪れている入力意欲の低いユーザーからの離脱が多いため、比較的どのフォームでも離脱率が高くなる傾向があります。
- 最後の項目も送信前に触れることが多いため、他の項目で入力エラーが残ったまま送信ボタンエラーで離脱すると、最後の項目に離脱カウントがされて離脱率が高くなる傾向があります。
- 離脱率が高いからといって、その項目に原因があるわけではないので、ユーザーの動きを想定して考察する必要があります。

タイミング別エラー
エラーがどのようなタイミングで起きているかを計測します。
フォームの項目を入力した後、または確認ボタン(submitボタン)をクリックした後など、エラーが表示されたタイミングを把握できます。
「入力後」は項目にフォーカスして何かしら入力した後と、何も入力せず項目から離れた場合も「入力後」としてカウントされます。
「サブミット時」は未入力や入力エラーがある状態のまま、送信ボタンを押下した際にカウントされます。

- ★ポイント
- 先頭項目は入力意欲が低いユーザーからの離脱が多いので、離脱率同様に未入力エラーも多い傾向があります。
- メールアドレスのように入力が煩雑な箇所は、入力を後回しにしてエラーとなることが多いです(再入力する傾向があるので離脱は少ない傾向があります)。

条件別エラー
エラーがどのような条件によって発生したかを計測します。
必須項目での未入力エラーや、メールアドレスや電話番号などのデータ形式を正規表現で指定した場合に発生したエラーなど、項目に設定した条件ごとに発生したエラーを把握できます。
エラー率の高い項目はその発生原因を探り対策しましょう。

Gyro-n EFO 項目別レポート
5.ブラウザ別レポート
ユーザーがフォームを表示したブラウザごとに様々な指標のデータをレポートします。
ユーザーのブラウザによって離脱率やCVRなど、有意な差が出ていないかをチェックします。
特定のブラウザのみ離脱が多い場合などは、そのブラウザで正常に表示や動作ができていないことが考えられます。

Gyro-n EFO ブラウザ別レポート
6.OS別レポート
ユーザーがフォームを表示したOSごとに様々な指標のデータをレポートします。
特定のOSで離脱率、CVRなどの指標に差がないかをチェックできます。
特定のOS、例えばAndroidでのみ離脱が多い場合など、特定の環境で表示や動作に問題がでている可能性があります。実機で確認するなどの対策が必要です。

Gyro-n EFO OS別レポート
7.ABテスト比較レポート
Gyro-n EFOでは、フォームABテストが実施可能です。
EFOの設定を変えて、どちらの設定のフォームがCV率が高く、離脱が少ないかを確認することができます。
例えば、「EFOあり」「EFOなし」で、EFOそのものの効果を検証するためのABテストや、必須項目の背景色や吹き出しの色、注意書きの文言などを変えてその効果を検証するテストなどが行えます。

Gyro-n EFO ABテスト比較レポート
8.期間比較レポート
任意の期間で「ユニークユーザー数」「コンバージョン平均時間」「コンバージョン率」を比較できます。

Gyro-n EFO 期間比較レポート
9.新規とリピーター別レポート
入力フォームごとに新規ユーザーと2回目以上訪問したことがあるユーザー(リピーター)の数値が確認いただけます。
新規とリピーターの判別は、Gyro-n EFOのcookieを用いて計測しております。
例えば、1日2度訪問した場合、以下のカウントになります。
新規ユーザー:0UU/1PV
リピーター :1UU/1PV
※1回目の訪問が新規、2回目の訪問がリピーターでカウントしています。
日単位での計測となり、2回目以降がリピーター扱いになります。
ただし、cookieの期限が90日間となるため、90日間空いてからの訪問は新規扱いとなります。
また、ブラウザにsafariを使用している場合はcookieの保持が7日間となるため、8日目以降の訪問は新規としてカウントされます。
EFOログデータからの分析・改善のポイントについては、Gyro-nマーケティングコラムをご覧ください。
Gyro-n EFOの機能
- 手厚いフォーム入力支援機能
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ユーザーのフォーム入力をサポートし入力ミスを軽減。途中離脱を防ぎ、コンバージョンを改善します。
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入力フォームの離脱率を軽減し、コンバージョン率を改善するEFOツールです。
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