Googleビジネスプロフィールを放置する5つのリスクと機会損失の怖さ

なぜビジネスプロフィールの更新が必要？

Googleビジネスプロフィールの情報は、検索ユーザーにとってあなたのお店を知る最初の、かつ、最も重要な接点と言えるものになります。

Google検索の結果画面で、上部に地図とともに店舗情報が表示される「ローカルパック」と呼ばれるところに表示されたり、日本をはじめ多くの国で最も使われている地図サービス「Googleマップ」に掲載されることがその理由です。

検索ユーザーは、このプロフィールを通じてあなたのお店を知り、自分の目的にあったお店かどうかを判断します。

情報が古かったり間違っていたりすると、そのお店の利用をためらったり、来店されても情報が間違っていたことに対してのクレームに発展するなど、その貴重な最初の接点でいきなりお店への信頼を損なうことになります。
また、Googleビジネスプロフィールはお客様とのコミュニケーションの場としても機能します。

オーナーからの口コミ返信や質問への回答は、お店に関心を持つ他の検索ユーザーにとっても重要な情報源となります。

口コミや質問、特にネガティブなものを放置していると、お店の評判も下がり、新しい顧客を引きつける機会を逃すことにつながります。

Googleビジネスプロフィールは、放置せず随時更新・管理し、お客様や検索ユーザーとの対話を維持するためのツールとして活用することが重要です。

それでは、ビジネスプロフィールを放置することで起こり得る具体的なリスクを見ていきます。

検索ユーザーからの質問を放置する影響

検索ユーザーからの質問は、お店への関心の表れです。

お客様の疑問を解消し、お店への理解と信頼を深めるチャンスですが、回答をせず放置してしまうとお客様は無視されていると感じ、逆に店舗への信頼を失ってしまう可能性があります。
また、放置された質問を見た他の検索ユーザーもお店への評価が下がることになります。

口コミを放置する影響

Googleの口コミはお店の評判や、魅力が伝わる重要な要素です。
良い口コミは新規顧客を引き寄せ、集客を向上させ店舗の成長につながります。

しかし、ネガティブな口コミや低い星での評価が入ることもあります。
このような場合でも、店舗オーナーが適切に返信対応し、お客様に誤解があればそれを丁寧に解くことで、投稿者本人だけではなく見ている他の検索ユーザーの信頼性を高めることも可能です。

口コミへの適切な返信は、お客様を大切にする誠実な姿勢を示すことができ、ネガティブな口コミやクレームへの対応は問題解決への積極的な取り組みを示します。

これらは、口コミを見ている他の検索ユーザーにも確実に伝わります。
口コミを放置することは、このようなポジティブな印象を与えるチャンスを逃し、集客にマイナスの影響を及ぼします。

このように、お客様の質問や口コミなどのフィードバックに適切に対応することは、お客様とのつながりを保ち、店舗への信頼を獲得するために大切です。

間違った店舗情報による集客の機会損失

検索ユーザーは、Googleビジネスプロフィールの情報を頼りに店舗に訪れたり、予約・問い合わせなどをします。

しかし、情報が古かったり、間違っていたりすると、営業時間外に来店したり、間違った番号に電話をかけてしまう可能性があります。

低い顧客体験によるクレーム

店舗の所在地や地図上のピンの位置が正しくないと、経路検索したユーザーは道に迷ってしまい、お店にたどり着くこともできません。

このような状況では、検索ユーザーは混乱し、あなたのお店への評価が下がり、クレームや風評被害に発展する可能性があります。

情報が古かったり間違っていることは、顧客体験を損なうことでもあります。

Googleビジネスプロフィールの情報は常に最新で正確であることを確認し、検索ユーザーが必要とする情報を提供し続けることが重要です。

Googleビジネスプロフィールの乗っ取り・書き換え

Googleビジネスプロフィールでは誰でもビジネスのオーナー申請や、店舗情報の修正提案ができます。

これが悪意のある第三者によって行われると、あなたのビジネスプロフィールが乗っ取られたり、不適切な情報に修正提案される可能性があります。

これが起こると、店舗の信頼を大きく損ない、ビジネスに重大なダメージを与えることになります。

このリスクを避けるには、定期的にビジネスプロフィールをチェックし、所有者としての権限を維持することが必要です。
店舗情報の編集提案が入るとビジネスプロフィールのオーナーにはその旨の通知が入るので、誤った情報に書き換えられていないかをチェックして、必要であれば正しい情報に書き直しましょう。

Gyro-nでも取り扱っているYext（イエクスト）などの店舗情報管理ツールを使って情報の保護を図る方法もあります。

悪質な編集により、競争力を失うリスク

Googleビジネスプロフィールは、検索ユーザーがお店を比較検討する際の重要な情報源となります。

第三者にその管理を許してしまうと、住所や営業時間などの来店に必要な情報が誤ったものに変更されたり、店舗の魅力的な要素が削除されたりしかねません。

そうなると、検索ユーザーはあなたの店舗ではなく、競合他社を選ぶでしょう。

さらに、ビジネス名を違うものにするような悪質な変更をされてしまうと、そもそも検索結果に表示もされなくなる危険があります。

このように、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を維持・管理することは、セキュリティを確保するだけでなく、競争力を保ち、集客効果を高めるためにも必要です。

放置されたビジネスプロフィールがもたらすネガティブな印象

新しい写真や、イベント、キャンペーン、新メニューなど店舗の最新情報が提供されないと、店舗の人気がない、または顧客に無関心な店舗だという印象を情報に触れた検索ユーザーに与えます。
これは、店舗の魅力を大きく損ない、結果として集客が増えない原因となります。

オンラインでの認知度低下がもたらすデメリット

ビジネスプロフィールに限らず、ウェブ上にお店の情報が目立たなくなると、お店の情報にアクセスできる人が減ります。

その結果、SNSや口コミサイトであなたのお店の情報が言及（サイテーション）されるチャンスも減少します。

これは、Googleローカル検索の評価要因でもある、お店の「視認性」や「認知度」の低下につながるマイナス要素です。

さらに検索される機会も減っていく悪循環に陥り、集客の機会を逃すことになるため早めの対処が必要です。

効果的なビジネスプロフィールの管理法

まずは、プロフィール情報の更新から始めましょう。 営業時間、連絡先、位置情報など、正確な情報が表示されていることを確認してください。

特に営業時間は臨時に変更することもあるでしょう。
常に最新の正確な情報に維持しましょう。

検索表示が増えるよう、適切なカテゴリ設定も重要です。
以下の記事で適切な設定方法、検索評価への影響や運用のポイントをまとめています。

お客様からの口コミや質問に適切に対応することもとても重要です。
口コミや質問への正しい、真摯な回答でお客様との良好な関係を維持することは、ブランドイメージの向上にもつながります。

ビジネスプロフィール活用方法

プロフィール情報を細かく登録した後は、情報の発信に注力します。

新商品やサービスのプロモーション、特別なイベントなどの情報を定期的に投稿することで検索ユーザーの関心を引き、新規顧客の獲得につなげます。

投稿に適切なキーワードを使って詳細なビジネス情報を提供していくと、検索ランキングの向上も期待できます。 掲載情報を見直し、魅力的なビジネスプロフィールにしましょう。