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MEOとは?具体的なMEO対策方法と上位表示のポイント

2023/05/11
向井 重文
  • SEO ローカルSEO

記事更新日:

お店を探すユーザーの検索行動は、オーガニック検索(SEO)だけでなく、マップ検索から店舗情報にアクセスする傾向が顕著になっています

特に、Googleマップを始めとした地図アプリを活用した集客施策は、商圏内のターゲットユーザーにダイレクトに店舗を認知させ、集客拡大につながる優秀な集客チャネルです。

ここでは、MEOとは何か?地図検索結果で上位表示させ、集客につなげるMEO対策のポイント、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の施策ノウハウについて解説します。

※Googleビジネスプロフィールの改良や進化は非常に早く、ローカルSEO/MEOの施策や考え方は非常に変化しています。
本コンテンツでは2025年度の最新情報を含め、常に最新の情報を反映しアップデートしています。

目次

  1. MEOとは?
    1. お店を探すユーザーの行動・購買プロセス
    2. MEOの目的
    3. MEOとローカルSEOの違い
    4. MEOとSEOの対策内容の違い
  2. MEOの特徴とメリット
    1. 検索ユーザーの商圏内の店舗サービスのみ表示される
    2. 集客効果が高く「今すぐ客」を確実に捉える
    3. 口コミや星評価により店舗の信頼性を獲得できる
    4. SEOに比べて競合性が低いため対策しやすく費用を抑えられる
  3. MEOのデメリット
    1. ターゲット地域を持たないビジネスは効果を得にくい
    2. ビジネスによっては口コミを得るのが難しい
  4. 検索結果に地図情報(ローカルパック)が表示されるしくみ
    1. ローカルキーワードの例
  5. MEOのしくみと3つの評価ポイント
    1. 検索キーワードとの関連性
    2. 検索される場所から店舗への距離
    3. 店舗や企業の知名度(視認性)
  6. MEO対策の具体的な方法
    1. Googleビジネスプロフィールの登録と認証
    2. カテゴリや基本情報を設定し、プロフィール情報を最適化
    3. 写真や動画などイメージ訴求の充実
    4. 口コミを集め、評価レビューを充実させる
    5. 口コミに返信する
    6. 投稿を活用した最新情報の訴求
  7. 検索上位を目指すための対策ポイントと注意点
    1. ウェブサイト(公式サイト)の検索評価(SEO評価)を高める
    2. NAP情報を統一する
    3. ビジネス名など多言語に対応する
  8. MEO対策の効果を「パフォーマンス」からチェックする
  9. マップ検索にランキングされているかを確認するには
  10. MEO対策の成功事例
  11. 最新のMEOを取り巻く環境やその対策
    1. AI Overviewsの台頭
    2. ブラックハットな施策への対処(スパム対策)
    3. 口コミのガイドライン違反への取り締まり強化
    4. GBPは「データレイヤー」と考えるべき時代へ
    5. ローカル+E-E-A-T指向の情報設計で信頼性を高める
    6. 口コミを「コンテンツ資産」として活用する
  12. まとめ

MEOとは?

MEOとは、「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、Googleマップなどの地図アプリやGoogle検索において、地域に根ざしたビジネスを目立たせ、検索結果において上位表示させるためのさまざまな最適化施策を行い、店舗集客を向上させることを目的としています。

たとえば「六本木 カフェ」「横浜 整体 今すぐ」といった検索をした際に、検索結果に表示される地図上の店舗情報や営業時間、口コミ評価などが最適化されていることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、集客につながります。

特に「地域名+業種・サービス名」での検索では、その地域に特化した結果が優先的に表示されるため、地域密着型の実店舗にとっては極めて重要な施策です。

MEO対策は、実際の「来店」や「問い合わせ」など、オフラインでの具体的な行動を促すことをであり、自身の店舗ビジネスが競争力を高め、見込み顧客との接点を増やすうえで欠かせない取り組みです。

MEO対策の具体的な方法については、後述します。

お店を探すユーザーの行動・購買プロセス

商品やサービスを購入するとき、お客様の多くは以下のステップを踏んでいます。
あなたがお店を探すときもおそらく似たようなプロセスではないでしょうか。

  1. 認知
  2. 興味・関心
  3. 評価・検討
  4. 行動
  5. 共有
お店を探すユーザーの行動・購買プロセス(AISAS)
お店を探すユーザーの行動・購買プロセス(AISAS)

このステップは、ローカルマーケティングにおいても大きく変わりません。
これらの各ステップで効果的なMEO対策を行うことが大事です。

まずは認知を上げて、興味・関心を引き出すことが最初の重要なステップとなります。

MEOの目的

MEOを行う目的は、店舗の集客を促進することです。
そのためには、以下の2つの視点で対策を行います。

  1. 検索対策としての視点(見つけてもらう施策)
  2. 来店促進としての視点(来店や訪問の意思決定をしてもらう施策)

① 検索対策としての視点

先程解説した購買プロセスの「認知〜興味・関心」のステップに該当します。

お客さんにお店の存在を知ってもらうことが最初の重要なステップです。
検索結果の表示順位を向上(上位表示)させることで、認知度が上がり、来店の可能性が高まります。

具体的には、多様なキーワードで関連性を高め、検索結果に表示されるようにします。

② 来店促進としての視点

購買プロセスの「評価・検討〜行動」のステップに該当します。

MEOでは、検索順位アップだけが目的ではありません。
最終目標は、検索ユーザーが店舗ビジネスに興味を持ち、実際に来客してもらうことです。
そのため、店舗集客につながる対策を実施し、順位を上げるだけでなく、店舗の魅力を最大限に伝え、来店したくなる要素をアピールすることが重要です。

MEO対策において、多くは上位表示だけの施策に陥りがちですが、この来店促進の視点を忘れないようにしてください。

MEOとローカルSEOの違い

MEOと同じような意味合いで、「ローカルSEO」とも呼ばれることがあります。
意味合いとしては近いものではありますが、ローカルSEOは地域性に特化したSEOを指し、MEOは、その中で地図検索に特化したGoogleビジネスプロフィールの検索評価を向上させ、集客につなげる施策全般のことを指します。

MEOとSEOの対策内容の違い

SEO対策は、検索エンジンでキーワード検索をした際に、自社のウェブサイト(ウェブページ)を検索上位に表示させる施策全般のことを意味します。

MEO対策は、地図検索で自社のビジネス情報の順位を上げるなどしてプレゼンスを高めてアピールし、来店につなげる施策です。

対策内容は大きく異なりますが、地図検索の結果は、SEOで扱う通常のウェブ検索の検索結果でも上部に表示されることが多く、地域性の高い検索においてはSEOよりも大きなアドバンテージがあります。

SEOとローカルSEO、MEOとの関係
SEOとローカルSEO、MEOとの関係

MEOの特徴とメリット

スマートフォンの普及やモバイルユーザビリティの向上に伴い、店舗情報を探すユーザーにとって検索環境が便利になり、MEOのメリットも増えています。 特徴とメリットについて解説します。

  1. 検索ユーザーの商圏内の店舗サービスのみ表示される
  2. 集客効果が高く「今すぐ客」を確実に捉える
  3. 口コミや星評価により店舗の信頼性を獲得できる
  4. SEOに比べて競合性が低いため対策しやすく費用を抑えられる

それぞれ解説します。

検索ユーザーの商圏内の店舗サービスのみ表示される

一般的な検索エンジンで店舗サービスを検索すると、検索上位は大手ポータルサイトやチェーン店などの大企業に占められています。

その中で、地域の中小店舗が上位を獲得することは困難な状況です。
しかし、店舗のWebサイトがSEOで上位に食い込めなくても、MEOやローカルSEOなら、ターゲットユーザーが検索する商圏内の実店舗のみがライバルとなるため、競合する大手企業に対しても互角に戦える施策です。

さらに、MEOの検索結果(ローカルパック)は通常のSEO検索結果より上のエリア、いわば、検索順位1位よりもさらに上の「検索順位ゼロ位」に地図情報と共に表示されることが多いため、視認性・認知度が非常に高く、集客も期待できます。

ローカルパックはSEOの検索ランキングより上部に表示される
ローカルパックはSEOの検索ランキングより上部に表示される

集客効果が高く「今すぐ客」を確実に捉える

MEOやローカルSEOの検索では、「地域+業種・サービス」や「〜したい」「〜へ行きたい」「〜がほしい」といった、いま現在ニーズが高まっているユーザーによる、強い来店意欲や購買意欲を持つローカル検索が中心です。

このような「今すぐ客」に対して、Googleマップや検索結果の上位に店舗情報を表示できれば、非常に高い確率で来店や電話、予約といったアクションにつながります。

認知を広げることを目的とした広告とは異なり、こうしたユーザーの意思決定に直接影響するため、MEOは集客効果が高く、費用対効果にも優れた施策として注目されています。

口コミや星評価により店舗の信頼性を獲得できる

地図検索の結果には、ユーザーからの口コミ投稿やレビュー(星評価)が表示されます。
ポジティブな口コミを多く獲得することで、店舗の信頼性が増し、集客に繋がりやすくなります。

Googleの口コミは重要な検索評価だけでなく、潜在顧客の意思決定に大きく影響するため、好意的な口コミを集めることはとても重要です。

SEOに比べて競合性が低いため対策しやすく費用を抑えられる

SEO対策では大手企業やポータルサイトなどが上位を占めており、競合性が高く上位にランキングさせるのは難しい場合があります。
また、対策内容も幅広く、コンテンツ作成や内部施策、メンテナンスなどコストもかかります。

一方、MEOでは実際にその地域に店舗を構えている事業者のみが競合対象となるため、競争の範囲が限定され、比較的少ない労力とコストで上位表示を狙うことが可能です。

さらに、Googleビジネスプロフィール(GBP)を適切に整備し、地道に口コミを集めて管理することで、地域に根ざした信頼性の高い情報を提供できます。これがGoogleの評価向上につながり、ローカル検索での露出をさらに高めます。

このように、MEOは単にオンラインでの強さを競うのではなく、地域密着型ビジネスとしての存在感や実績を活かし、大手チェーンや資金力のある競合に対しても十分に勝機を持てる施策だと言えます。

MEOのデメリット

ターゲット地域を持たないビジネスは効果を得にくい

MEOは特定の地域をターゲットとした店舗集客に結び付けるビジネスに向いています。
そのため、店舗やターゲット地域を持たない業種、例えばネットショップのみのビジネス等はMEO対策の必要性はないでしょう。

ビジネスによっては口コミを得るのが難しい

飲食店などは利用者の口コミも得やすいですが、業種によっては口コミが得にくいものがあります。 また、良い口コミばかりではなくネガティブ評価のレビューやクレームなどが投稿される場合もあります。

とはいえ、MEOにはデメリットと言えるものはほぼなく、特定の地域をターゲットとしたローカルビジネスには大きなメリットをもたらします。

検索結果に地図情報(ローカルパック)が表示されるしくみ

まず、Google検索のローカルパックの表示のしくみを理解しておきましょう。

検索キーワードが地域や場所に影響を受けるタイプのキーワード、例えば「業種×地域名」「サービス内容×地域名」のようなものは、通常の検索結果画面(SERPs)の上部に地図情報とその近くの関連スポットのリストからなる「ローカルパック」が表示されます。

このような検索キーワードを「ローカルキーワード」と呼びます。

ローカルキーワードの例

例えば、「六本木+ラーメン」といった地域ワードと掛け合わせたものや、「歯科」「居酒屋」「美容室」「英会話」など、キーワード自体が地域との関連性が高い店舗・施設系の意味に該当するキーワードです。

地域情報に影響を受けるキーワードの例

  • 飲食店(居酒屋、レストラン、カフェ、ラーメン店…)
  • 教育施設(塾、カルチャーセンター、英会話、パソコンスクール…)
  • 医療施設(病院、眼科、耳鼻科、歯科、整骨院…)
  • 地域に密着する店舗・施設(美容院、スポーツジム、クリーニング…)
  • 士業(弁護士、税理士…)
  • 地域で緊急対応が必要な業態(鍵修理、水のトラブル…)
ローカルキーワードと検索結果の例
ローカルキーワードと検索結果の例

MEOのしくみと3つの評価ポイント

MEO(ローカルSEO)で評価されるポイントを解説します。

検索キーワードとの関連性(Relevance)

検索キーワードとどれくらい関連性が高いかを評価します。
まずはカテゴリとの関連性が重要ですが、ビジネスの種類により、関連するキーワードは多岐にわたります。

キーワードの検索意図や検索シチュエーションを考えて関連トピックを掘り下げ、細分化し、幅広く関連付けていくことが大切です。

キーワードをタイプ別に細分化した例
キーワードをタイプ別に細分化した例

検索される場所から店舗への距離(Distance)

検索ユーザーが検索している位置から、店舗がどれくらいの距離にあるかも評価要因です。
検索キーワードによっては、特に距離が優先されるものもあります。

関連記事:距離の評価が優先されるローカルABCパック

店舗や企業の知名度(視認性:Prominence)

ビジネスが一般にどれくらい認知されているか、オンライン・オフライン問わずどれくらい知られているかが評価要因となります。

Google公式ガイドラインでは「視認性」と表現されていますが、具体的にはオンライン上に自社のビジネス情報が表示、掲載されているか、あるいは、口コミや評価としてSNSやポータルサイトに言及されている情報が多いか、などが評価されます。

上記の要素のうちどれか一つというものではなく、キーワードにより3つの要素がそれぞれ作用し検索順位に大きな影響を与えます。

最新のMEO対策の具体的な方法

では、どのような施策を行っていくべきか、最新のMEO対策のやり方を具体的に説明します。
検索評価はもちろん、集客につながる重要な施策を含めて解説していきます。

Google検索の結果画面の「ローカルパック」に自分の店舗・ビジネスを表示させるには、地図検索で上位3位以内にランクインさせる必要があります。

検索評価を得るためには、関連性・距離・視認性の3つのポイント押さえてビジネスプロフィールを正しく運用していくことが大切です。

Googleビジネスプロフィールの登録と認証

地図検索でランキングされている店舗の情報を管理したり、そこで何かMEO対策をするには「ビジネスプロフィールの登録とオーナー認証」への登録が必要です。

Googleビジネスプロフィールの登録と認証方法について詳しく以下のコラムで解説しています。

関連記事:Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認の手順をわかりやすく解説

カテゴリや基本情報を設定し、ビジネスプロフィール情報を最適化

MEO対策で重要なことは、ビジネスプロフィールに店舗情報を精緻に詳細に設定することです。

検索評価を得るためには、関連性が最も重要な要因です。
店舗情報の多くがキーワードや検索トピックとしっかり関連付けられるよう最適化しましょう。

ビジネスプロフィールの設定項目で特に注意する項目

  • ビジネスカテゴリ
  • 住所・マップピンの設定
  • 営業時間
  • 電話番号
  • ウェブサイトURL
  • メニュー/サービス/商品

これらの項目は、検索関連性に大きく影響する項目です。
ビジネスプロフィールの設定項目には、ガイドラインが定められていますので、違反しないよう正しく入力するようにしてください。

ビジネスカテゴリの設定

ビジネスカテゴリは、検索結果にダイレクトに影響します。

ビジネスプロフィールでは非常に多くのカテゴリが用意されていますが、自社ビジネスに最適なメインカテゴリを選択してください。
カテゴリがマッチしていない場合は検索結果に表示されない可能性があります。

サブカテゴリは最大9つまで設定が可能ですが、ビジネスにあまり関係のないものまで登録すると、効果を得られないばかりか、マイナス評価になる場合もあるので注意してください。

特に異業種の組み合わせは、実際にビジネスとして運営していても、評価を下げてしまう可能性があります。

関連記事:Googleビジネスプロフィール カテゴリに関する完全ガイド

Googleビジネスプロフィールの各項目の設定ポイントをガイドラインと合わせて詳しく解説していますので、こちらを参考にすすめてください。

関連記事:ここは押さえたいGoogleビジネスプロフィールの効果的な設定と運用ポイント

また、ビジネスプロフィール各設定項目が、検索評価に対してどのように影響するか詳しく解説しています。

関連記事:ローカルSEO/MEOで、検索評価の獲得につながる要素と影響のない要素

写真や動画などイメージ訴求の充実

店舗の風景や、スタッフの写真、メニューや商品・サービスのイメージ画像など、多くの魅力的な写真や動画をオーナー自らが投稿していくことが大切です。

写真や動画は検索評価に限らず、ユーザーが実際に店舗に行くかどうか意思決定につながる重要な要素です。

美しい写真、感度の高いビジュアルは、競合店舗との差別化だけでなく、ユーザーの関心を引きつけ、検索結果でのクリック率向上や、来店アクションへのモチベーションに大きく寄与します。

写真はできる限り解像度が高く、過度な加工がされていない写真をアップするようにしてください。

ビジネスプロフィール、写真の管理画面
ビジネスプロフィール、写真の管理画面

口コミを集め、評価レビューを充実させる

ユーザーからの口コミ情報は検索評価や検索結果画面に大きく影響します。

Googleは多くの人から評価されるビジネスは、ユーザーに対して情報提供すべき有益な情報と判断します。
好意的で良い口コミが多いことは、知名度や高い、人気のある店舗としての検索評価(視認性:Prominence)だけでなく、ユーザーの来店アクションにつながります。 MEOの最終的な目的である集客にダイレクトにつながる要因ですので、積極的に口コミを集めましょう。

文脈に沿った具体的なキーワードを利用した口コミは、検索評価に大きく影響するため、口コミでは、サービスや料理、店舗の様子など具体的に書いてもらえるようにしましょう。

Gyro-nでは、店舗側の口コミ依頼のハードルと顧客側の文章作成のハードルを解消し、アンケートの収集・活用と口コミ獲得を同時に行うツール「キキコミ(特許出願中)」を提供しています。

Gyro-n 便利な機能

検索結果の口コミ関連テキストを表示

Gyro-n MEOでは、キーワードにより検索結果に表示される口コミ関連テキストを調査できます。
検索ランキングの要因に口コミ関連度が影響しているかどうかをチェックできます。

検索地点と店舗との距離が離れていても口コミ関連度の影響で上位表示されているケース
検索地点と店舗との距離が離れていても口コミ関連度の影響で上位表示されているケース

口コミに返信する

口コミの返信は、検索評価を高める直接的な影響はありませんが、こちらもMEOの最終目的である集客に大きく影響を与えます。

口コミの返信は、元の口コミを書き込んだユーザーだけでなく、店舗情報の画面を訪れる他の多くのユーザーの目にも止まります。
店舗の姿勢やビジネスの細かい情報が伝わりやすいため、返信コメントから店舗に関する新たな細かい情報も合わせて伝わるよう工夫してください。

口コミの返信率が30%高まることでユーザーのアクション率が2倍近く改善される例もあります。

【特許出願中】店舗運営に欠かせない「アンケート」×「クチコミ」をまとめて収集「キキコミ」

【特許出願中】店舗運営に欠かせない「アンケート」×「クチコミ」をまとめて収集「キキコミ」

クチコミの最も大きな壁と言えるのがクチコミの文章を「考え」て「書く」こと。「キキコミ」は、アンケートに実際にいただいた回答から、本人の意向を丁寧に汲み取ったクチコミ文章を自動作成することで、クチコミ投稿をアシスト。多様で価値の高いクチコミ獲得を推進します。

投稿を活用した最新情報の訴求

ビジネスの魅力を伝えるためにも、最新情報をどんどんアピールし訴求してください。
投稿機能は、幅広い情報をGoogleビジネスプロフィールに掲載することができる、とても活用度の高い機能です。

キャンペーンの内容や店舗の特徴を細かく投稿し続けていけば、過去の投稿内容も検索結果に表示されるようになっていきます。

投稿では以下の2つの視点を意識して行いましょう。

カテゴリやキーワードとの関連性を向上させる

アピールできる情報があればキーワードを意識した文脈で投稿することで、トピックとの関連性が向上し、検索上位に大きく貢献します。

幅広い様々なキーワードとの関連性を向上させることで、必要としている検索ユーザーの目に止まる確率が向上し閲覧数の向上につながります。

ユーザーに有益な情報を提供し来店率(コンバーション)を向上させる

関連度が向上しビジネスプロフィールの閲覧数が増加してくれば、次は集客にダイレクトにつながるよう顧客に向けた有益な情報の提供を行いましょう。

これらの2つの視点を意識しバランスよく投稿施策を続けてください。

投稿を行うことで検索順位が安定した事例

キーワードやカテゴリに関するトピックとの関連性が高まることで、検索順位が安定しランキングアップ、閲覧数の増加につながります。

投稿をコンスタントに行うことで検索順位が安定した例
投稿をコンスタントに行うことで検索順位が安定した例

Gyro-n 便利な機能

投稿管理機能

Gyro-n MEOでは、ビジネスプロフィール投稿の予約配信、複数店舗一括投稿の投稿作業を効率化し、投稿パフォーマンスの分析ができます。

投稿インサイト機能による、投稿数と閲覧数、クリック数のパフォーマンスグラフ
投稿インサイト機能による、投稿数と閲覧数、クリック数のパフォーマンスグラフ

関連記事:
ビジネスプロフィールの予約投稿
一括投稿機能
検索評価に影響のある要素を解説:投稿について

すでにインスタグラム等のSNSで店舗のニュースや情報を発信している場合は、Googleビジネスプロフィールと連携することで、同じ内容を手間をかけずに自動投稿することも可能です。

Instagramの更新をGoogleビジネスプロフィールにそのまま反映。
いつものインスタ運用だけでMEO対策が可能に。

インスタグラムの投稿をGoogleビジネスプロフィールへ自動投稿!

Gyro-n MEOでは、店舗の公式インスタアカウントをGyro-nと連携するだけで、インスタ投稿をGoogleビジネスプロフィールに自動投稿します。

検索上位を目指すための対策ポイントと注意点

MEO対策で、さらに関連度を向上させ検索上位を目指すための必要なポイントを解説します。

ウェブサイト(公式サイト)の検索評価(SEO評価)を高める

MEOとSEOは、検索エンジンの異なるアルゴリズムに対応するものですが、マップ検索においては関連付けられた公式サイトのSEO評価も影響を与えるため、Googleビジネスプロフィールと公式サイトの両方で対策を行い、相互作用によって効果を高める必要があります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。

参考:ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み(視認性の高さ)

NAP情報を統一する

NAPとは、Name、Address、Phone」の頭文字で、ビジネス名、住所、電話番号を指します。
これらの情報を正確かつ統一的に管理することが重要です。

  • Name:ビジネス名(会社名・屋号・店舗名)
  • Address:住所
  • Phone:電話番号

Googleはウェブ上の様々な情報を収集し、それらを固有のビジネスに関連付けて認識します。
リンクされていない情報でも、NAPが統一されていればGoogleはそれらの情報が同じビジネスに関連すると認識でき、サイテーションと呼ばれる効果が得られます。

Googleビジネスプロフィールと公式サイトだけでなく、ポータルサイト(例:食べログ)など自店舗ビジネスの掲載媒体を増やし、NAP表記をできる限り統一しておく必要があります。

ビジネス名など多言語に対応する

店舗の顧客ターゲットが外国人旅行者などの場合、検索に利用しているデバイスやアプリ・ブラウザの環境は日本語ではなく、英語や中国語、その他各国の母国語になっていることがほとんどです。

Googleマップの情報も、ユーザーの環境に合わせた言語で表示されるように対応する必要があります。想定される外国語での検索順位最適化も見据えて、しっかり対策を行いましょう。

また、日本人と外国人とでは、同じ検索目的でも検索キーワードが異なることが多いです。
実際に来店された旅行客に、どのようなキーワードで検索したかなどの現地調査も忘れないようにしましょう。

Googleビジネスプロフィールでは、店舗情報を多言語で登録することができません。
多言語対応を設定する場合は、Googleマップ上で設定する必要があります。

以下の記事で詳しい多言語対策方法を解説していますので参考にしてください。

関連記事:
Googleビジネスプロフィールを多言語(英語・中国語)で表示させる方法
インバウンドMEO(ローカルSEO)で訪日外国人を集客するポイント

Gyro-n 便利な機能

Gyro-n MEOでは、日本語以外の環境(英語・中国語(簡体字/繁体字)での検索順位を計測することもできます。
関連機能:外国語・多言語検索でのMEO順位をチェックする方法

MEO対策の効果を「パフォーマンス」から確認する

MEO対策を進めていく上で、検索順位の変動状況の確認はもちろん重要ですが、お店の情報がどのくらい認知され、見つけられたかをGoogleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」から確認することも大切です。

以前は「インサイト」と呼ばれる集計データでしたが、2023年2月に「インサイト」から「パフォーマンス」に変わりました。
ビジネス情報の検索パフォーマンスに関するデータである点は同じですが、データの計測方法や集計基準が異なります。

パフォーマンスデータは、MEO対策の効果検証や現状分析に非常に重要ですので、定期的にチェックしてください。

Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」の見方ついては以下のコラムで解説しています。

関連記事:Googleビジネスプロフィール「パフォーマンス」の見方と分析のポイント

マップ検索にランキングされているかを確認するには

Gyro-n MEOでは、特定の検索地域と検索時間帯を指定した正確なGoogleマップの検索順位を取得できます。
※マップ検索順位は、数十メートル程度の検索地域の違いや検索時間帯により、順位は大きく異なります。

さらに、実際の検索結果画面(SERPs)も記録されているため、自店舗・自社のビジネスプロフィールの登録情報が検索結果やローカルパックに正しく表示されているかどうか、競合店舗との順位比較などもチェックできます。

Gyro-n MEO検索順位チェック画面
Gyro-n MEO検索順位チェック画面

MEO対策の成功事例

Gyro-n MEOを活用し、ビジネスプロフィールの設定見直し、投稿配信、口コミなどの主要な関連度向上対策を行った結果、最大191%の検索数増加につながり、具体的なアクション(ルート検索、電話、ウェブサイトクリック)が166%向上しました。

主要キーワードの上位表示だけでなく、幅広いキーワードでの関連度の強化による「認知、興味・関心」の向上と、行動につなげるための「評価・検討」ステップのアクション改善につながっています。

MEO対策の成功事例

詳しくは詳細資料をダウンロードください。

MEO対策にお困りの場合は、ビジネスプロフィール運用代行サービスも可能です。お気軽にご相談ください。

最新のMEOを取り巻く環境やその対策

ここからは、さらに踏み込んだ2025年度のMEO/ローカルSEOのトレンドやその方向性について掘り下げます。

AI Overviewsの台頭

Google検索における表示形式が大きく変化ており、AIによる要約表示の存在感「AI Overviews(旧:SGE)」が急速に高まっています。
これは、ローカル検索結果にもその影響が及び始めています。

この変化により、MEO領域においても、Googleビジネスプロフィール(GBP)だけでなく、公式サイトや第三者コンテンツなど、より広範な情報設計が必要になってきています。

ブラックハットな施策への対処(スパム対策)

MEOでは、一部の事業者によって検索アルゴリズムの隙を突いた「ブラックハット施策」が依然として横行しています。
こうした行為は一時的に検索順位を押し上げることがあるものの、Googleのガイドラインに明確に反しており、現在は厳格に取り締まられる対象となっており、Google側の検知能力も日々強化されています。

ブラックハット施策の具体例としては、

  • ビジネス名や住所にキーワードを詰め込む(例:「〇〇整体 〇〇駅すぐ 格安 人気No.1」)
  • 架空の住所や店舗を登録して地図上の露出を増やす

といった手法が挙げられます。

Googleはスパム行為への監視を強化しており、このような施策は長期的には、評価が下落したり、ビジネスプロフィールが停止されたりするリスクがあります。
ご自身が依頼しているMEO対策支援業者がそのような危険な施策を行っていないかどうか確認することも重要です。

口コミのガイドライン違反への取り締まり強化

MEO施策において欠かせない「口コミ(レビュー)」ですが、この分野でのガイドライン違反に対する取り締まりが大幅に強化されています。

背景にあるのは、ユーザー保護の観点と、情報の信頼性を守るためのGoogleのアルゴリズム強化、そして国内では景品表示法やステルスマーケティング規制の影響です。

具体的には、

  • 報酬や割引と引き換えに投稿された口コミ
  • 自作自演による高評価レビュー
  • 否定的な口コミ投稿を妨げる行為(虚偽のコンテンツ、レビューゲーティング)

といった行為は、Googleガイドラインに明確に違反するものであり、発覚した場合にはビジネスプロフィールの停止やレビューの一括削除、検索順位の大幅な低下といった厳しい措置が取られます。

またGoogleはこのような施策を行っている場合に通報できるプラットフォームを用意しています。このような施策においても、短期的には成功しても、中長期的にはブランドの信頼性を大きく損なうリスクを伴い、消費者庁も監視を強化しています。

現在のMEOは、正しい方法で正当な評価を積み上げていく「透明性と誠実さ」が何よりも求められれます。

GBPは「データレイヤー」と考えるべき時代へ

Googleビジネスプロフィール(GBP)は、単なる店舗情報の管理ツールではなく、ローカルSEOにおける「データレイヤー(情報の基盤)」としての役割がますます重要になっています。

Google検索において「AI Overviews(AIによる要約表示)」が広がりつつある中で、検索結果に取り上げられる情報の粒度や構造が変化しています。

このAIが参照する情報源として、GBPに記載された情報の詳細な整備がさらに重要性を増してくると考えられます。

たとえば、以下のような要素をしっかり構造化しておきましょう。

  • 正しいカテゴリの選定:業種を正しく選ぶことで、表示される検索クエリの精度が向上。
  • 属性情報:バリアフリー対応、支払い方法、サービス内容、駐車場情報など、具体的な特徴を明示。
  • 商品登録(マーチャントセンター連携):商品やサービスの一覧をビジネスプロフィール上に表示し、視認性と訴求力をアップ。
  • FAQ投稿:よくある質問を運用し、ユーザーの疑問解消をサポート。

これらの情報を整え、検索エンジンが理解しやすい形で提供することで、AIが自動生成する要約文に自社の正確な情報が反映されやすく可能性が高まります。

GBPはローカルSEOのための単純なプロフィール情報ではなく、これからのAI時代において検索結果を形作る「構造化データ」としての意味を持ちます。

ローカル+E-E-A-T指向の情報設計で信頼性を高める

MEO領域においても、Googleが重視する評価基準「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を意識した情報設計が、ますます重要になっています。

特にローカル検索においては、「地域密着で認知度が高く、信頼されている存在かどうか」という観点が重要性を増し、E-E-A-Tの考え方をローカル文脈に落とし込こんでいくことが重要です。

たとえば、

  • スタッフ紹介ページ:実際に対応する人の顔や資格、経験などを明示することで、利用前の不安を取り除き、専門性と人間味の両方を伝えることができます。
  • 地域貢献活動や地元イベントとの関わりを紹介する記事:店舗が地域社会に根ざした存在であることを示すことは重要な要素となりえます。検索エンジンだけでなく、地域住民からの信頼も得やすくなります。
  • 店舗独自の取り組みや商品背景、実際の利用体験をもとにした一次情報を公開:事業者にしか発信できない一次情報は、ユーザーにとって有益で信頼できる情報源となり、Googleからの評価にもつながります。

これらの情報発信は、単なる自己紹介や広報活動にとどまらず、「この店舗は地域に根ざし、信頼できる人が運営している」というシグナルをGoogleにもユーザーにも伝えることができます。

口コミを「コンテンツ資産」として活用する

MEO施策において、ユーザーの口コミ(レビュー)は、もはや「評価」だけでなく「コンテンツ資産」としての価値を持つようになっています。

検索ユーザーは、企業や店舗が発信する情報よりも、第三者である「他の利用者の声」を重視する傾向が強まっており、信頼される情報源としてレビューの重要性は年々高まっています。

検索評価ロジックは、口コミの「量」「質」「更新頻度」にも注目しており、ポジティブなレビューが継続的に蓄積されている店舗は、検索評価に影響を与えるだけでなく、検索ユーザーの意思決定に大きく影響します。

そのため、「正しい方法で正当な評価を集める」ことが、これからのMEO施策において極めて重要です。

まとめ

MEO/ローカルSEO対策は、一度設定すれば終わりではありません。
Googleビジネスプロフィールの情報を常に最新の状態に保ち、お客様からのレビューに誠実に対応し、定期的に投稿するなど、継続的なメンテナンス、つまり、育てていくことが重要です。

Googleビジネスプロフィールは、今後も機能が充実し、店舗集客施策において欠かせないツールとなるでしょう。

ぜひ、MEO対策を進めて、その結果の検証にGyro-n MEOを活用してみてください。

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ローカルSEO/MEO対策17のチェックリスト

Gyro-n MEOは、Googleマップの順位チェックだけでなく、Googleビジネスプロフィールとの連携による管理・設定・分析、インスタグラム連携投稿まで、MEO施策に必要な機能がすべて揃います。

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※ Gyro-n SEOは(1)法令に反する(2)公序良俗に反する(3)Googleガイドラインに抵触するサイト・ロケーションではご利用いただけません。
※ 3ヶ月無料特典はスタータープラン限定です(プラン・オプション変更をした時点で無料期間は終了します)。

株式会社ユニヴァ・ジャイロンでは、MEO対策代理店、販売パートナーを募集しています。

この記事を書いている人

ユニヴァ・ジャイロン:向井 重文

Gyro-nデジタルマーケティングエンジニア:向井 重文

自社サービスGyro-nシリーズのマーケティング、SEOを統括する傍ら、自らの経験からSEO担当者の業務負担を軽減するSEO管理プラットフォーム「Gyro-n SEO」を企画・設計。2016年よりセミナー講師としても活躍中。

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