Google順位変動、検索地域別・キーワード別に変動をチェック「Gyro-n SEO lab.」
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SEOでは検索順位をチェック、モニタリングし順位変動が発生した場合は対応する必要があります。
検索順位は日々変動するものですが、変動の要因は様々であり、検索エンジン(Google)のランキング要因は200以上ものシグナルが存在するベイビーアルゴリズムの集合体と言われており、具体的要因を特定することは非常に困難です。
Googleでは、小規模のランキングアルゴリズムの更新が日々行われていますが、ある程度の期間をおいてコアアルゴリズムの更新をはじめとした大きなアップデートが行われるタイミングがあります。
このような検索エンジン側によるアップデートが順位変動の要因であるかどうかをつかむには、検索エンジン全体の変動幅をチェックすることで変動のシグナルを読み取ることができます。
Gyro-nでは、独自に特定のカテゴリ・地域別のGoogle順位変動幅を測定しており「Gyro-n SEO Lab.(ジャイロンSEOラボ)」として公開しています。
Gyro-n SEOをご利用のユーザーには、大きな変動を検知した際はアラート通知されるためいち早く検索エンジンの動きをチェックすることが可能です。
■Gyro-n SEO lab.はこちら
順位変動幅とは?
順位変動幅とは、特定のキーワードにおいて、検索順位の前日比との差がどれくらい大きく変動したかどうかをチェックする指標です。
Gyro-nでは、順位変動幅を大まかな指標として捉え、Googleのアルゴリズムアップデートやインデックスの更新など検索エンジン側による変動のシグナルを検知する目的で利用しています。
Gyro-n SEO lab.とは?
Gyro-nでは、独自に特定のカテゴリ・地域別のGoogle順位変動幅を毎日測定しています。
それらのデータを元に検索エンジンで発生しているアルゴリズムの動きをチェックし、自サイトの検索ランキングの変化が、アルゴリズムの影響によるものかどうかを判断する材料にしています。
Gyro-n SEOの検索順位グラフには、順位推移の折れ線グラフの背景にGyro-n SEO labo.で取得した順位変動幅の棒グラフが表示され、アルゴリズムの影響による順位変化が発生しているかチェックできます。
検索順位が下落した場合など変動の要因分析と対策方法については以下のコラムで詳しく解説しています。
Gyro-n SEO lab.の表示方法と使い方
Gyro-n SEOをご利用いただいてる場合は、管理画面右上メニューの「SEO lab.」リンクから表示できます。
Gyro-n SEO lab.のトップページが表示されます。
Gyro-nが選定している9つのキーワードカテゴリのGoogleでの検索順位変動グラフが表示されます。
こちらはPC・スマホ別に確認できます。
- ホテル・旅行
- 医療・クリニック
- 飲食
- 教育・スクール
- 金融・保険
- 士業
- 就職・転職
- 住宅関連
- 美容・エステ
※キーワードカテゴリは、特に地域の影響を受けやすい業種に関連するものを選定しています。
順位変動グラフのチェック方法
変動幅グラフ下部の、キーワードカテゴリ名をクリックすると、折れ線グラフの表示ON/OFFが切り替えられます。
初期状態では全てのカテゴリのグラフが表示されていますが、見やすいよう適宜チェックを外しながら確認してください。
「全体」の変動幅グラフのみを表示するとすべてカテゴリの変動幅の平均値のグラフを表示できます。 グラフから変動幅が大きくなっているタイミングが読み取れます。
変動幅数値のいくつ以上を「大きな変動値」と捉えるかは一概には定義できません。
グラフの動きから、平均的な変動値より、どの程度変動幅が大きくなっているかをポイントとしてグラフの動きを確認してください。
カテゴリと全体平均の変動幅チェック
Gyro-n SEO lab.のグローバルメニューには、キーワードカテゴリ(ジャンル)が表示されています。 気になるカテゴリを絞り込んで確認できます。
全体平均と選択したカテゴリの変動幅グラフが表示されます。
こちらのサンプルからは、医療・クリニック関連のキーワードが、全体平均に対して、より大きく変動していることがうかがえます。
特にYMYLジャンルとされる「医療・クリニック」や「金融・保険」等は、他のカテゴリよりも変動幅が大きくなる傾向があり、Googleが重要視する評価基準の「E−A−T」要素を押さえておく必要があります。
特定キーワードのチェック
左メニューにそのキーワードカテゴリで調査対象となっている個別のキーワードが表示されています。
※キーワードは、Gyro-nが独自に選定しています。
左メニューの個別のキーワードをクリックすると、地域ごとの順位や、検索結果画面(SERPs)の違いなどを確認することができます。
地域別の検索結果ページの比較
Gyro-nでは、Google順位変動幅を追うだけでなく、検索地域が異なることで同じキーワードを検索した場合でも、検索結果にどのような差異が発生しているのかを調査することが重要と考えており、その調査データをローカル検索順位としてデータを表示しています。
自社のSEO対策を進めているキーワードが、地域に影響を受けやすいローカルキーワードであるかを見極めるためには、エリアによる検索結果に違いはないか、自社のターゲットユーザーのいる地域で実際にどのような検索結果が表示されているのかを分析する必要があります。
キーワードを選択すると、通常の検索結果(※)と地域指定された検索結果との比較データも表示されます。
※通常の検索結果:地域を指定しない条件でGoogle検索した順位とSERPsとを取得しています。
デフォルトでは、比較地域は「大阪」が表示されています。
この「キーワード:神経内科」のグラフは、東京と大阪での検索結果20位までのサイトドメインがどれくらい異なっているかを表しています。
- 黒:比較して両方の地域の検索表示されているサイト数
- 青:比較して片方の地域の検索表示されているサイト数
上記のデータでは、約半数は地域によって異なるサイトが検索結果に表示されていることがわかります。
そのため、通常の1地域の順位チェックだけでは不十分であり、ターゲットとしている検索地域での順位結果をチェックする必要があります。
しかし、「キーワード:神経内科とは」で調査してみると、20位以内までの検索結果に表示されているサイトは、ほとんど同じとなっています。
つまり、このキーワードは、地域の影響を全く受けていないキーワードであることがわかります。
比較地域は、デフォルトでは「大阪」が表示されますが、国内主要エリアを選択できます。
適宜、地域を切り替えて内容の差異がどのように現れているかを確認してください。
※検索地域は、全国から札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・広島・松山・福岡・那覇の10地域をGyro-nが選定しています。
選定基準は都市圏の人口だけではなく地域の偏りも考慮しています。
※各都市の市役所(都庁)近辺で検索したことを想定した地域情報を使っています。 そのため同じ都市内であっても実際に検索してみた場合に結果が異なる場合があります。
検索結果画面(SERPs)の見方
キーワード詳細画面では、通常の検索と各地域での検索との検索結果画面(SERPs)の比較を、上位20位まで確認できます。
左側が通常の検索結果、右側が地域指定している検索結果内容です。(サンプル画面は大阪の場合)
比較地域でランクインしている場合は順位差の値が表示されており、比較地域でランクインしていない場合は「20位以下圏外」と表示されます。
ウェブページにマウスオーバーすると、比較対象側で同じページがハイライト表示されます。 同じページがどの位置にランクインしているかを視覚的にチェックできます。
Gyro-nにログインすることで、当日だけでなく過去の検索結果データも見ることができます。
Gyro-nは登録から3ヶ月間無料で始められます。
アカウントをお持ちでない方は新規にご登録をお願いします。
Goog順位変動幅アラートメール
Gyro-n SEOをご利用の方(Gyro-nアカウントをご登録いただいている方)は、大きな変動を検知した日にアラート通知メールが送られます。
変動幅数値のいくつ以上を「大きな変動値」と捉えるかしきい値を設定することで、その値を超える変動が起きた場合に通知されます。
アラートのしきい値は、デフォルトで「4.8」に設定されていますが、どの程度の変動をアラート対象として設定するかは適宜ご自身で調整してください。
アラートメールの設定は、右上メニュー「SEO設定」から設定できます。
「順位変動幅をメールで受け取る」にチェックを入れます。
しきい値設定はデフォルトのままでも構いませんが、アラートの対象とする変動幅を自由に設定することができます。
しきい値を超えた日に以下のようなアラートメールが送付されます。