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サイテーションとは?SEO・MEO対策での効果と具体的な獲得方法

2022/05/20
向井 重文
  • SEO ローカルSEO
サイテーションとは?SEO・MEO対策での効果と具体的な獲得方法

公開日: / 最終更新日:

サイテーションとは、社名・ブランド名・住所・電話番号などの固有情報がインターネット上で言及されている状態のことです。リンクを伴わない言及も含み、特にローカルSEO(MEO)で重視されています。

Googleはローカル検索結果を決める要素のひとつに「知名度」を挙げており、サイテーションはこの知名度を高める施策のひとつと考えられています。

また、サイテーションは、SEO対策やMEO対策だけでなく、AIに自社や店舗を正しく理解してもらい、紹介されるためのLLMO(AI検索対策)でも重要と考えられています。

ここでは、サイテーションの効果事例と、SEO・MEO対策、AI検索対策につながる具体的な獲得方法を解説します。

サイテーションとは?

サイテーション(citation)とは、SEO・MEO対策における「言及・引用」を意味する言葉です。
社名・ブランド名・サービス名・住所・電話番号といった固有情報に加え、サービスの概要や利用者の感想などが、インターネット上で言及されている状態を指します。

リンクの有無にかかわらず、文字情報としてそのビジネスに言及していることが特徴で、特にローカルSEO(MEO)で重視されています。

サイテーションは、ブランドや店舗、ビジネスについて言及されている状態です。
被リンク(外部リンク)がなくても、言及内容がどのブランドやサービスを指しているのか、識別できる情報であることが重要です。

SEOにおいて外部リンク(被リンク)とは、他サイトからリンク(<a>タグ)で自サイトのURLが参照されていることを意味します。

被リンクは、第三者からの評価を検索エンジンが判断する材料のひとつであり、検索順位にも関わります。

※外部リンク(被リンク)は、リンク元のサイトや内容の関連性、信頼性が重要です。検索順位の操作を目的とした過剰な相互リンクや有料リンクなどは、評価されない場合や、検索順位に悪影響を及ぼす場合があります。

なぜ、SEOでサイテーションの評価が必要なのか?

SEOにおいて被リンクがあることは重要なランキング指標ですが、だからといって被リンクがないサイトは評価されないのでしょうか?

昨今ではSNSも普及しており、X(旧Twitter)やFacebookなどでは個人が多くの情報を発信できます。

ただ、これらのSNSでは一般にリンクがあったとしても、nofollowやugcといった属性が付くため、通常の被リンクと同じように評価されるとは限りません。

とはいえ現実には、多くのユーザーにブランドやサービスについて言及されているものを検索エンジンがまったく評価しないのは情報に偏りが生まれ、正確な評価とは言えません。

そのため、検索エンジンはリンクがなくても、信頼できる情報として多く言及されているのであれば一定の評価を与えていると考えられます。

MEO対策におけるサイテーションの重要性

Googleは、ローカル検索結果のランキングを決める要素のひとつに「知名度」を挙げています。
ビジネスがどれくらい広く知られているか、知名度が高いことは検索評価において一つの要因となります。

知名度

知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。知名度の高い場所ほど、検索結果に表示される可能性が高くなります。この要素は、ビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報にも基づいています。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります。

ローカル検索結果のランキングを決定する要素を理解する(知名度)
ローカル検索結果のランキングを決定する要素を理解する(知名度)

※以前のヘルプでは「視認性の高さ」と表記され、ウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も影響すると説明されていました。

サイテーションのタイプ

サイテーションの対策には、大きく2つのタイプがあります。

ブランドや店舗に関してポジティブに言及されたコンテンツを獲得する

ブランドや店舗に関しての好意的でポジティブな感想や口コミ、評価などを多くのユーザーに発信してもらうことでサイテーション効果を獲得します。

特に口コミサイトやSNSを活用して、そこで多くの情報発信をしてもらえるような環境を作ると良いでしょう。

こうしたユーザーが作成するコンテンツは、UGC(User Generated Content)と呼ばれます。
店舗や運営者自身の発信に加え、利用者の具体的な声が増えることで、ブランドや店舗の特徴が伝わりやすくなります。

ブランドや店舗のNAP情報をもとに店舗情報を登録・管理する

自分のビジネスに関する業種カテゴリのまとめサイトや店舗検索サイトなど、サードパーティのディレクトリ登録サイトに正しく自店舗の店舗情報を公開、管理しましょう。
こうしたサイトに展開される評価はこの登録された店舗情報をもとに同じ店舗として識別されやすくなります。
複数の媒体で正確な情報を確認できる状態を整えることが、サイテーション対策の基本です。

NAPとは?

NAPとは、店舗の名称(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の頭文字をとった言葉です。リンクが構築されていないインターネット上の情報と、店舗情報とはこのNAPが一致するかによって検索エンジンは紐付けをおこなっています。
NAPの3つの文字情報をGoogleビジネスプロフィールや公式ウェブサイト、各SNSや情報サイト、口コミサイトで正確に統一させておくことで、それが関連のある店舗のサイテーション情報であることを検索エンジンに伝えることができます。

サイテーションの効果事例

少し前の海外データ(2019〜2020年の調査)ですが、NAP情報を最適化したディレクトリサイト登録による効果を検証した興味深いデータがあるのでご紹介します。
アメリカの企業「Moz」の検証データです。

サイテーションが可視性に与える影響

この調査では、115,000のビジネスロケーションからランダムに6,000の場所を抽出し、

  • 4つのサイテーションサイト(Googleビジネスプロフィール、Facebook、Bing、Appleマップ)に店舗情報を登録したグループ
  • それらを含めてさらに10サイト以上のサイテーションサイトに店舗情報を登録したグループ

の2つのグループに分け、13ヶ月間(2019年9月〜2020年10月)の検索タイプごとの視認性(見つけてもらいやすさ)を分析したものです。

検索タイプは、以下の4つ。

  • Direct Search(直接検索:ビジネス名や住所で検索された回数)
  • Indirect Search(間接検索:サービス名やカテゴリなど関連ワードで検索された回数)
  • Maps View(Map表示数:Googleマップで表示された回数)
  • Search View(検索閲覧数:Google検索で表示された回数)

サイテーションが可視性に与える影響 出典:Moz.

サイテーションが可視性に与える影響 出典:Moz.

グラフからわかる通り、サイテーションサイトを10以上登録したグループでは、すべての項目においてパフォーマンスが大きく向上しています。

  • 直接検索では、+89%
  • 間接検索では、+77%
  • Map閲覧数では、+65%
  • 検索閲覧数では、+91%

中でもGoogle検索での表示回数において非常に大きな伸びを見せる結果となっています。

サイテーションがユーザーアクションに与える影響

さらにユーザーの3つのアクションについても調査していますが、こちらも大きくパフォーマンスを伸ばす結果となっています。
視認性が高まっているため、これは当然の結果とも言えます。

  • Directions(ルート検索):+102%
  • Phone Call(電話をかける):+13%
  • Website Click(ウェブサイトへのクリック):+87%

サイテーションがユーザーアクションに与える影響 出典:Moz.

サイテーションがユーザーアクションに与える影響 出典:Moz.

これらの検証データから、Googleからある程度情報源として評価されているサイテーションサイトをNAP情報を統一した状態で管理することは、検索エンジンから好意的な評価が得やすくなると考えられます。

多くの媒体に店舗情報やブランド情報が正しく登録されていれば、検索エンジンはそれらを同一の店舗・ブランドの情報と見なし、知名度(どれだけ広く知られているか)の評価につながります。

引用の正確さと、検索視認性の相関性

以下のグラフは、引用が正確に登録されているものと不正確なものとでは、検索視認性が18倍も差があることを示しています。

サイテーションがユーザーアクションに与える影響 出典:Moz.

引用の正確さと、検索視認性の相関性 出典:Moz.

このデータからも、すべてのサイテーション媒体でできる限り正確なNAP情報を管理して登録しておくことは非常に重要であることがわかります。

ここまでのMozの調査は2019〜2020年のデータです。より新しい調査では、サイテーションの位置づけに変化が見られます。

米Whitespark社がローカルSEOの専門家を対象に実施した「Local Search Ranking Factors 2026」では、AI検索での見つかりやすさに関わる要因として、サイテーションが3位に挙げられています。ローカル検索順位だけでなく、AI検索での重要性も示唆されています。

2026年のローカル検索ランキング要因グループ(Whitespark 2026)

2026年のローカル検索ランキング要因グループ(Whitespark 2026)

複数の媒体で同じ店舗情報が確認できることは、AIが店舗を紹介する際の裏付けのひとつになります。
AI検索とMEO対策の関係は「LLMOと店舗集客|AI検索に引用される店の条件とMEO対策との関係」で解説しています。

サイテーションを獲得・管理する具体的な方法

サイテーション対策の具体的な方法は、①Googleビジネスプロフィールへの登録、②NAP情報の統一、③構造化データの追加、④サードパーティサイトへの登録、⑤口コミの獲得の5つです。

では、これらのサイテーションをどのように獲得していけばよいのか、その具体的な方法とやり方について説明します。

Googleビジネスプロフィールに登録する

あなたのビジネスがローカル検索の対象となるビジネスカテゴリ(店舗運営を伴う事業)であれば、Googleビジネスプロフィールの登録は必須です。

なぜなら、Googleの検索結果に表示される店舗情報の枠(ローカルパック)に表示される店舗情報を管理できるのはGoogleビジネスプロフィールだけだからです。

NAP情報を統一する

サイテーションでは、リンク関係がないウェブ上の情報とGoogleビジネスプロフィールの店舗情報とを同一のものとしてマッチさせることが必要です。

そのため、ビジネス名や住所、電話番号などの固有情報が関連付けられるように、NAP情報を各媒体で統一しておくことがとても重要です。

例えば、当社のビジネス名(=会社名)が「ジャイロン」なので、あまり他に同じような名前は存在しません(オリジナル性が高い)。
このため、識別しやすく、比較的簡単に関連付けされると想定できます。

しかし、たとえば「田中商店」「田中医院」のようなビジネス名であれば、全国に同じ名前の店舗が無数にあると考えられます。この場合、ビジネス名だけではウェブ上の「田中医院」が、どの地域の「田中医院」なのかを関連付けることが難しくなります。

そこで重要になってくるのがNAPの残り2つ、住所と電話番号です。これらNAPのすべてを正しく一致させることで、サイテーション情報を正確に関連付けることができるようになります。

GoogleビジネスプロフィールのNAP情報
GoogleビジネスプロフィールのNAP情報

構造化データを自サイトに追加する

公式サイトで住所のビル名を省略している場合や、ビジネス名や住所のビル名、電話番号などに表記揺れがあると、NAP情報の関連付けに影響が出る可能性があります。

サイトのボリュームが大きければ大きいほど、こうした表記揺れをすべて調整、管理していくのは手間ですし、現実的ではありません。

このようなケースでも、構造化データを公式サイトに設置しておくとNAP情報の一元化ができます。

通常、構造化データの設置には技術的な知見が必要ですが、後述する「Gyro-n サイテーション」を活用すればWebページにタグを挿入するだけで簡単に実装できます。

サードパーティサイト・ポータルサイトに登録する

サイテーション対策では、より多くのユーザーに店舗を知ってもらい、見つけてもらいやすくすることが大切です。

そのため、公式サイトだけではなく、口コミサイトやまとめサイト、業種別検索サイトなどの、サードパーティが提供する多くのディレクトリ登録サイト(ポータルサイト)にも積極的に店舗情報を掲載・発信していきましょう。

できるだけ多くの媒体に自店舗の情報を掲載していくことで、ユーザーとのタッチポイントが増えて視認性が高まり、最終的にはアクション(経路検索、ウェブサイトへのクリックなど)につながっていくことが先程の検証データからもわかります。

また、LLMO(AI検索対策)の観点でも、公式サイト以外の媒体に正確で一貫した店舗情報を掲載することが重要です。こうした情報は、AIが店舗の存在や特徴を理解し、紹介する際の裏付けのひとつになると考えられます。

ポジティブな口コミを獲得する

口コミの獲得は、知名度の評価につながる施策です。Googleも、ローカル検索の「知名度」はクチコミの数などに基づくと説明しており、ローカルSEO(MEO)で重視されています。

また、サードパーティサイトでの口コミ獲得や、SNSでブランドや店舗について感想などを言及してもらうことは、その媒体からの直接の流入に役立つだけでなく、サイテーションの獲得にもつながります。
実体験に基づく具体的な感想は、AIが店舗の特徴を理解し、紹介する際の参考情報にもなり得ます。

特に好意的でポジティブな感想や口コミは、店舗への関心や来店意欲を高めるきっかけになります。

口コミを増やすには、お客様が率直な感想を書きやすい仕組みづくりが欠かせません。
Gyro-nの「キキコミ」は、アンケートの回答をもとに口コミ文章案を提示し、投稿を後押しします。集めたお客様の声を自社サイトにも一次情報として蓄積したい場合は、「キキコミVOC」で実現できます。

サイテーションの注意点

サイテーションは、広く捉えると自社の情報をウェブ上に多く発信する、または発信してもらうことです。

その関連付けのためにはNAP情報の統一が必要ですが、これをどのくらい一致させるべきかで悩む方もいらっしゃいます。
もちろん可能なら文字列を正確に完全一致しておくことが望ましいところですが、実際のところそれを完全に一致させる必要はありません。
店舗の情報が正しく識別できる範囲の揺れであれば問題ないでしょう。

ただしできるだけシンプルに関連付けられるように、ブランド名やサービスはわかりやすい名称にするなど工夫していくことは大切です。

サイテーション対策ならGyro-n サイテーション

このように、サイテーションの対策は検索数やアクション数に大きく影響を与える要素です。

しかし、現実的には多くの媒体に自社情報を掲載したり、間違った情報を修正・管理するのは大変な手間がかかります。

そこで、店舗情報管理ツールの「Gyro-n サイテーション」の活用をおすすめします。

Gyro-n サイテーションは、Googleも情報源として評価する国際的な数多くの媒体(約30媒体)に、一元管理した正確なNAP情報などの店舗情報を自動で登録・管理・保護できる管理ツールです。

AI検索(LLMO / GEO)時代の情報管理プラットフォーム「Gyro-nサイテーション」

Gyro-n サイテーションで管理できる媒体の一覧

「Gyro-nサイテーション」は、主要なマップ・アプリ・検索メディアへ正しい店舗・ブランド情報を一括配信。AI検索時代に重要となる情報管理を整え、選ばれやすいブランドづくりを支援します。

まとめ

サイテーション効果事例や、その獲得方法について解説しました。

サイテーション対策は、SEO・MEO対策の両方に効果をもたらします。特にローカルSEO(MEO)では、Googleが挙げる「知名度」を高める施策として欠かせません。

さらにAI検索では、複数の媒体で表記が一致しているかどうかで信頼性が問われるようになっています。
自社ブランドを多くのユーザーに知ってもらい、多くの媒体で正確な店舗情報を管理することが、検索とAIの両方で見つけてもらうための土台になります。

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Gyro-nでは、MEO対策代理店、販売パートナーを募集しています。

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