これからのFacebookアプリに求められる3つの条件。Facebookアプリ事前レビューの影響とは?

2014/09/21
  • 開発者コラム
Facebook 今後のアプリに求められる3つの条件

2014年4月30日にサンフランシスコで開催されたFacebookのカンファレンス「f8」にて、いくつかの機能追加・新仕様が発表されました。

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これらの変更の中でも、Facebookログインの仕様変更はソーシャルログインとしてFacebookを利用しているサイトに影響を与える可能性があります。

  1. ユーザーの追加権限の取得をするには、事前の申請・レビューが必要になる。
  2. 権限承認画面で、ユーザーは権限を個別に拒否出来るようになる。
  3. 個人情報をFacebookアプリに渡すことなくログインできる、匿名ログイン。

これらの対応は、用途が不明な個人情報を要求するアプリが増え、Facebookアカウントでアプリにログインする事に不安を感じるユーザーが増えてきた事への対策と考えられます。
この変更は4月30日以降に作成されたFacebookアプリには既に適用されており、それ以前のアプリに対しても2015年4月30日に適用されるようです。

Facebookへアプリの事前申請・レビューが必要に。

Facebookアプリの事前のレビューは、基本プロフィール(公開プロフィール、友達リスト、メールアドレスの取得権限)のみを利用する限りにおいては不要ですが、ユーザーに対してこれら以外の情報(例:生年月日、居住地、いいね)の取得権限や、Facebookへの投稿などの権限を要求する場合、Facebookアプリのレビューが必要となります。

レビューの観点は以下の2点が重視されます:

  • Utility: 有用性 -- 申請するパーミッションで、ユーザー体験(UX)を向上させているか。
  • Visibility: 可視性 -- 取得されたデータが直接的な利用に限定されているか。

レビューにかかる期間は通常7~14日程度必要になるようです。Facebookログインを利用したサイトをリリースする場合は、これらの日程をスケジュールしておく必要があります。

権限承認画面で、ユーザーは権限を個別に拒否出来るようになる

新しいFacebookアプリでは、権限の承認画面が新しくなりました。
この画面では、ユーザーが個別の権限を選択して拒否する事ができるようになりました。今まではすべての権限を許可するかどうかの選択肢しかありませんでしたが、ユーザーに権限のコントロールを持たせることによって結果的にコンバージョン率の向上が見込まれます。

これからのFacebookアプリに求められること

個人情報の取得やFacebookへの投稿の許可を求める場合は、その権限が必要になったタイミング

アプリへのログイン時にFacebookへの投稿の許可を求めても、ログイン時点ではユーザーはなぜアプリが投稿の許可を求めているのかが分からないため、許可が得られない可能性があります。
そこで、その権限を要求する必然性がユーザーに伝わるタイミングに適切な表示を行って、投稿の許可を求めるようにします。例えば、アプリ内に有益な情報を友達に共有する機能がある場合、その共有機能を利用する時に初めてFacebookへの投稿の許可を求める事で、そのパーミッションの目的が明確になります。

不必要に詳細な情報を取得することを避ける

生年月日を取得するには前述のFacebookのレビューが必要ですが、基本プロフィールに含まれる“age_range”という年齢層を表すデータならレビューなしで取得できます。多くのアプリの場合、必要なのはユーザーの生年月日ではなく、年齢層が分かれば十分なのではないでしょうか。
既にユーザーの生年月日を保持する仕組みとなっている場合には、これを年齢層として取得するためにはシステムの改修等が必要となってしまい、割にあわない可能性もありますが、こういった不必要な情報を取得しようとしていないか、今一度設計を見直すことは有効でしょう。

すべての要求権限が許可されなくても動作に影響のない作り

ユーザーが個別に権限を拒否できるようになったことから、ログインしているユーザーが必ずすべての権限を許可してくれるとは限りません。
このような場合でも、アプリの利用が継続できなくなるような事態を避け、該当の機能のみが利用できないようにするなどの工夫が必要です。

最後に

今回の新仕様ではFacebookアプリに対して制限を加える形となるため、アプリ提供者に対しては負担となってしまいます。しかし、これらの制約によってエンドユーザーに権限のコントロールを取り戻し、Facebookログインを安心して利用できる環境となることで、結果的にFacebookアプリの利用率の向上が見込め、ひいてはUXの向上にもつながるのではないでしょうか。

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