直帰率を改善したい! サイトのボトルネックを見つけ出し、問題点を解決するには?

2015/07/07
  • LPO
直帰率を改善したい! サイトのボトルネックを見つけ出し、問題点を解決するには?

ウェブサイトを運用している方なら、常に悩みのタネとなっている直帰率。 「ランディングページの離脱・直帰がなかなか改善されない」、また「どのように離脱しないページに改善したらよいか」など、試行錯誤されていることだと思います。

直帰率とは?

ここで直帰を定義しておくと、ユーザーが最初にサイトに訪問した入口ページ(ランディングページ)から2ページ目に移動せず、そのままサイトを離脱、またはページを閉じてしまった状態を言います。

直帰率は、その直帰の割合となりますので、

「直帰数 ÷ 訪問数(セッション数)= 直帰率」

となります。

具体的にはGoogle Analyticsの「ランディングページ」で表示される「直帰率」の部分です。

Google Analyticsの「ランディングページ」で表示される「直帰率」の部分

上記のデータでは、「61.97%」 つまり、全体の約6割が直帰していることとなります。

直帰率の目安

ではここで、直帰率に表示されている数値が高いのか、 低いのかを見極める必要があります。

直帰率のボーダーラインは、そのWebページの内容や特性により異なりますが、 一般に目安とされているのが以下の数値です。 (※数値はあくまでも参考値です)

  • 通常のオーガニックから流入する場合: 約30~50%
  • 広告から流入してくる場合:約50~70%
  • コンバージョン目的の1枚型ランディングページ、またはブログ記事の場合:70~90%

つまり、流入してきた参照元やどのチャネルで訪問してきたか、 またコンテンツの性質によって判断は大きく変わります。

直帰が起こる原因は?

直帰が起こる主な原因は以下の内容が考えられます

  1. 目的のコンテンツが無い
  2. さらなる情報を得るための導線がうまく機能していない、または設置されていない
  3. ユーザーの目的が解決され満足して離脱する

1)は、流入キーワードや広告文などから、ユーザーが期待していた内容と、実際のコンテンツとの間にかい離があることが原因です。

2)は、目的のコンテンツはあるが、次に行うべきアクションがわからず離脱してしまうことが原因です。

3)は、文字通り満足しての離脱であり、
この場合については、ページの性質がブランディングや認知、また有料広告へのリンクなど、ランディングページ自体で目的が達成されるものであれば問題はありません。

これ以外にも、直帰原因はたくさん考えられます。

  • ページの読み込み速度が遅い
  • レイアウト・デザインが見にくい(デバイス対応されていない)
  • 文字が読みにくい(フォントサイズや行間が適切でない)

など…

直帰率の原因を正確に調べる

直帰率を元にウェブページを改善するためには、そのページがどのような原因で直帰しているか原因をつかむ必要があります。
直帰の原因さえつかめれば、改善はそれほど難しくありません。

直帰の原因は単一のものではなく、複合的に重なっていることが多いです。
ここでは、Google アナリティクスのデータから読み取れる直帰率の原因を細かく見ていくことで、何らかのヒントをつかむ手順を解説します。

1.Googleアナリティクスの「ランディングページ」から、セッション数(訪問数)が多く、直帰率が高く、平均滞在時間が短いページを選択します。

データの期間はあまり短くならないよう、3~6か月程度で抽出してください。

Googleアナリティクスの「ランディングページ」から、セッション数(訪問数)が多く、直帰率が高く、平均滞在時間が短いページを選択

2.ユーザータイプ、参照元、メディア、デバイス等、考えられるディメンションのデータを抽出し、その中でボトルネックとなっている箇所があるかどうかを確認します。

2-1.ディメンション:ユーザータイプ

「ユーザータイプ」を確認し、新規訪問とリピーターの行動を調査します。

ディメンション:ユーザータイプ

ディメンション:ユーザータイプで抽出したデータ

通常、リピーターは再び情報を求めて訪問しているため、Webページを詳しく閲覧し、直帰率は新規訪問より低くなる傾向にありますが、このデータの場合の新規訪問とリピーターの直帰率はほぼ同じです。

つまり、リピーターもサイト回遊がほとんどできていないということになります。

2-2.ディメンション:ブラウザ(ユーザーの環境 > ブラウザ)

閲覧しているブラウザにより、何らかの問題が出ているか調査します。

ディメンション:ブラウザで抽出したデータ

このデータでは、どのブラウザでも直帰率は高めですが、Safari、Internet Explorer、Android Browserの直帰率がさらに高い傾向にあるため、ブラウザによる読み込み速度、ページサイズが重いかどうか確認が必要です。

2-3.ディメンション:画面の解像度

ディメンション:画面の解像度で抽出したデータ

このデータでは、「320×568」のスマホサイズでの直帰率がさらに高い傾向にあり、滞在時間も極端に短いため、読み込み速度と表示レイアウトの確認が必要です。

2-4.「キーワード」

「キーワード」も念のため確認してください。
Google以外の検索エンジンからのデータ(主にYahoo!)となりますが、傾向値として掴むことができます。

ディメンション:キーワード で週出したデータ

キーワードによって直帰率や滞在時間の変化がある場合は、そのユーザーニーズに応えられていない可能性があります。コンテンツ内容の精査が必要です。
また、そのニーズをより詳しく解説するコンテンツへの導線をつけることなども検討が必要です。

3.セカンダリディメンション:ユーザーの行動 > 2ページ目

セカンダリディメンションから ユーザーの行動を確認します。

セカンダリディメンション:ユーザーの行動 > 2ページ目

セカンダリディメンション:ユーザーの行動 > 2ページ目で抽出したデータ

1行目のデータは直帰しているユーザーなので、遷移しているページはありません(not set)。

2行目以降のページURLを確認し、このウェブページの内容から、ユーザーに取ってほしい行動(アクションページ)へのリンク先に流れているか?を確認します。

もし、意外なページへ移動している場合は、それらのリンクを外す、目立たなくする必要があります。
また目的ページへ誘導できていないことがわかれば、そのアクションへのリンク、ボタン、トークの流れを工夫する必要があります。

  • デザイン的に目立たせる
  • リンクの配置位置を変える
  • 文言を変更する

改善策は一つではありませんが、まずは思いあたる部分から修正を試み、データをチェックします。

Google アナリティクスでは、データセグメントを細かく分けて抽出することができます。
上記で利用したディメンションだけでなく、それぞれ気になる項目のデータを全て抽出し、どこかに問題が潜んでいないかチェックしていきましょう。

少しずつの改善の積み重ねで、ページのクオリティはアップします。

改善施策に迷いがあったり、何パターンか試してみたい場合は、 ABテストを行うことで正しい答え(効果の良い施策)を導き出すことができます。

直帰率改善の基本は、ユーザーの目的や期待に沿ったコンテンツを用意し、
適切なナビゲーション・導線によりユーザーを目的ページまで誘導することです。

ここでは直帰の原因の探り方と改善ポイントについて解説しましたが、直帰率さえ改善すればいいというわけではありません。 最終的には、Webサイトの目的となるゴール(コンバージョン)へ結びつけることが必要です。
直帰率の改善は、コンバージョンへ結びつけるための一つの施策にすぎません。

LPO施策は直帰率の改善に効果的

一つのページに複数のコンテンツを出しわけることで、各ユーザーの求める情報に的確に対応し、直帰率を大幅に下げることができます。
LPO(ランディングページ最適化)ツールを利用すると、キーワードや広告からの流入だけでなく、性別や地域、時間帯、行動履歴に合わせてキャッチコピーや画像、バナーを差し替えることができます。これまで想定していなかったユーザー層にも的確に対応できれば、さらに多くの見込み顧客を得ることも可能です。

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